2008年6月27日 (金)

CM_自然E学校

若干のCM。昨日のゼミでもチラシを配付しましたが・・・

Res0731

私の知り合いであるNPO法人・再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本(REPW)が、太陽光発電に関するセミナーと、自然エネルギー学校・九州を開催します。

以下、自然E学校の募集要項の転載です。

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「自然エネルギー学校・九州 2008」受講生募集!

 太陽、風、水、バイオマスは、持続可能な自然エネルギーです。
 しかし、現実には化石燃料の使いすぎによる地球温暖化が進行しています。日本では有力視されている原子力も危険な放射性廃棄物の問題を抱えています。
 市民の力で持続可能な自然エネルギーへの移行、「エネルギーシフト」を進めていく時期にきています。
 自然エネルギー学校で、ともに学びあいませんか。ぜひご参加ください。

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■全体スケジュール

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第1回 自然エネルギー入門 〜自然からのおくりもの

○日時:9月6日(土)13:00〜17:00
○会場:福岡市民会館(中央区)
○講師:田浦 健朗氏(気候ネットワーク事務局長)
○内容:地球温暖化問題、自然エネルギーとは何かという入門的な講義と、はじめて知りあう参加者同士の交流を深めるワークショップを行います。

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第2回 太陽エネルギー 〜おどろき!!太陽エネルギー体験

○日時:10月4日(土)13:00〜17:00
○会場:アクロス福岡(中央区)
○講師:林 敏秋氏(ワーカーズコープエコテック)
○内容:おひさまのエネルギーを活用して、日常生活に取り入れることが出来る太陽光発電や太陽熱温水器。配線体験、発電実験で身近に感じましょう。また、天気がよければソーラークッカーで料理もします。

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第3回 風力 〜草原の風をエネルギーに

○日時:11月8、9日(土・日) 
○宿泊:YMCA阿蘇キャンプ場
○見学:阿蘇にしはらウィンドファーム
○講師:西 道弘氏(九州工業大学名誉教授)
○内容:今、九州で約230機設置されている風力発電。その現状と課題について、実際見学をしながら学びます。宿泊施設では小型風力発電機の見学もできます。

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第4回 バイオマス 〜手づくりプラントを見に行こう!

○日時:12月6日(土)13:00〜17:00 
○会場:やまびこ交流会館 見学:佐賀天地農場(佐賀市)
○講師:中坊 真氏(九州バイオマスフォーラム主任研究員)
○内容:森・里・町・海、バイオマスには種類があります。バイオマスとは何か、その活用事例などを学びます。バイオガスプラントを手づくりで作成し、活用している天地農場の見学も行います。

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第5回 市民がつくるエネルギー  〜市民の力が国を変える

○日時:1月17日(土)13:00〜17:00
○会場:アクロス福岡(予定)
○講師:和田 武氏(立命館大学特別招聘教授)
○内容:温暖化防止に効果的な自然エネルギーを、私たちはどのように普及させていけばいいのでしょうか。市民の力が政府を動かした国があります。その事例と手法を学び、ともに考えます。

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■日程:2008年9月〜2009年1月(全5回)

■定員:30名(先着順)(原則として全回参加可能な方)

■受講料:15,000円
(会場までの交通費、第3回の宿泊代は含まれておりません。入金後の受講料の返金はできません)

■申込み:以下の申込用紙に記入し、郵送・FAX・E-mailのいずれかで、問合せ先までお送りください。確認後、受講案内と振込用紙等を郵送します。

■主催・問合せ:
特定非営利活動法人
再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本(REPW)
〒810-0001 福岡市中央区天神5-5-8福桜ビル2F-B
TEL/FAX:092-752-7769
E-mail:repw@aria.ocn.ne.jp
URL:http://www.repw.net/

■協力:エコパートナーくまもと/太陽光発電所ネットワーク九州広域地域交流会/ワーカーズコープエコテック

■後援:福岡県/福岡市/福岡県地球温暖化防止活動推進センター/(株)ウィンドファーム/環境ネットワークくまもと/九州バイオマスフォーラム/九州自然エネルギー推進ネットワーク/ひむかおひさま共和国

■修了された方には、REPW認定の「自然エネルギー普及士」の認定証が授与されます。

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自然エネルギー学校・九州2008 申込用紙
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ふりがな(       )
名 前:        
所 属:        
住 所:〒  
電 話:         
F A X:          
携 帯:
性 別:
年 齢:
参加動機:
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この学校は、東洋ゴムグループ環境保護基金(財団法人大阪コミュニティー財団)の助成を受け運営しています。

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先着順なので、申込期限は特にないそうです。

ちなみに、REPWの拠点は、天神の「まんだらけ」の後ろのビル内。レアアイテムを探索したあとで立ち寄ると、歓迎?してくれるかもしれません。

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2008年6月20日 (金)

公開講座_所感

昨夕、わが学部の公開講座の1コマを担当しました。受講生の方々(約150名)のモチベーションが高く、こちらも勉強になりました。

↓使用したスライドを3分の2に圧縮し、さらに劣化させたバージョンをご笑覧ください。

       「080619_koukaikouza.pdf」をダウンロード

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以下、備忘録。

◆80分近くスライドで説明しましたが、途中トイレに行かれる方が少々いらっしゃる程度で、ほとんど居眠りせずに聞いてくださいました。ステージとフロアの照明が弱めに点いていたのもありますが、みなさんの集中力の高さに感心しました。

◆ただ、ステージの照明が点いていると、スクリーンに大きく灯影されたスライド画像が見にくいように思いました。少なくとも、私の位置からは。担当の職員曰く、「遠目ではちょうどいい」・・・ 本当?

◆上記と関連しますが、Excel 2007で作った中間色のグラフは完全に失敗でした。大きな画面では色がつぶれる、隣の色と区別がつかない、項目ラベルや数値が見えない。ですので、私はそのつどスクリーンに近寄って行って説明しましたw

◆質問のために設けた時間を軽くオーバーする、受講生の方々の活発なご質問&ご発言に、深く感謝いたします。私の拙いお話にご関心を持ってくださったということで。質問時間内に10名ほど、閉講後に5名ほどの方々とお話できました。

◆ご質問の内容は多岐に渡り、正直どう答えたらいいか、ヘンな汗をかくことがしばしば・・・w 学会のプレゼンでも質問に答える機会はありますが、予想範囲内の問答がほとんどです。昨日は私の想定を超えるものが多く、思うように機転が効かない自分が残念。。

◆閉講後に質問に来られた方々の間で、私を差し置いて議論が始まりましたw みなさん、モチベーションが高いだけでなく、知識も豊かです。こういう交流(修羅場?)の機会がもっとあると楽しいですね。

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2008年6月17日 (火)

コレも国家機密

「該当者なし」ですか。。

▼北京テーマ曲「公募」撤回、中国の作曲家に依頼

 8月8日の北京五輪開会式で披露される大会テーマ曲について、五輪組織委が「一般公募作品から選ぶ」という公約を撤回し、国内のプロ作曲家に楽曲制作を依頼していたことが、16日分かった。

 公募には、世界中から約1700曲の作品が寄せられたが、「自分の作品を五輪で」という応募者の思いは無視されたことになる。

 関係者によると、組織委幹部と開閉会式総監督の張芸謀氏が新選定方式を決めたという。

 テーマ曲は、「国際公募」をふれこみに4年前にスタート。映画スターのジャッキー・チェンさん、アンディ・ラウさんのほか、ロサンゼルス、ソウル両五輪テーマ曲のイタリア人作曲家ジョルジオ・モロダーさんらが作品を寄せたことで、国内では大きな話題になっていた。

 しかし、五輪開幕100日前に当たる4月30日の「北京オリンピックソング選考授賞式」では、「優秀作品」30曲が発表されたが、テーマ曲は発表されなかった。五輪組織委の担当部門は「テーマ曲は国家機密扱い。開会式まで発表されない」としていた。

 また、関係者は「テーマ曲は応募していない作曲家が新たに作ることになった。スローなテンポの曲になる」と話した。だが、テーマ曲が、公約に反する形で選ばれるとの情報は、中国音楽界に広まり、応募者からは「芸術家をぼうとくしている」と怒りの声が上がっている。(北京で、スポーツライター=肖金徳)

  讀賣新聞6/17速報より》

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自分で約束したことを守る、という当たり前のことができないのは、個人だけでなく組織も然り。

しかし、このような国際レベルの詐欺のケースなんて、そう滅多にないでしょうね。学校倒壊の抗議活動を伝える人たちが当局に拘束されるお国柄ですが、さすがにこれは非常識の極みです。真面目に作曲して応募した(中国国内だけじゃない)全世界の方々、まことにご愁傷さまです。

本来みんなが共有すべき五輪のテーマ曲を国家機密にすること自体、何を考えているのかまったくわかりませんが、要するに新たな利権がめでたく生まれたのでしょう。公然と約束を反故にしてカネ儲けに奔走・・・ いつも通りの光景です。メンツのためとかどうだとか、さんざん「耳タコ」聞き飽きましたが、まだやる気なんですね。

なんとも中途半端な選ばれ方をした不遇な「優秀作品」は大会中、作曲者に無断でBGMにでも使われるのでしょうか。無断でアレンジされて、「大会オリジナル曲だ」と素知らぬふりをされそうですが。。

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2008年6月16日 (月)

マクロのオススメ

著者ご本人からお送りいただいた、マクロ経済学の教科書をご紹介します。

Fujita_macro 最近出版された、藤田康範著『マクロ経済理論の基礎』、慶應義塾大学出版会 、2008年4月(←現物に記載の発行年月)です。

先日の学会@熊本の某セッションで、お互い討論者として同席した際に、おねだりしましたw

ウラの著者紹介を見て驚いたのですが、藤田氏は訳あって、なぜかT京大学で、しかも工学の博士号を取られました。ご専門は金融(工学)、環境、マクロ、ミクロ・・・ 何でもござれの多才です。

Imgp6107 ついでに、学会の帰りに藤田氏とOU田氏@H大と昇った、熊本城の天守閣からの眺めを貼っておきます。雨でイマイチですが。せっかく傘を買ったのに、ここで差して以降、使う機会がなかった・・・

このテキストは同大学の通信教育向けのようですが、経済学部の初年度の専門教育にもこのまま使えます。2色刷りの限界?に挑戦した、わかりやすい記述です。図が多いのはもちろん、数式の量も適度ですし(数式ゼロ≠経済学)、ちょっとしたコラムも盛り込まれ、全体的に単調にならない工夫が見られます。

唯一、例題に続いてすぐ解答があるのが気になりますが、今はこういう作りが一般的なんですかね。私が学部生のときは、解答がちゃんと掲載されているテキストなんて、むしろ珍しかったですが。解答は巻末にある方がいいかと。

だんだんと居場所が無くなってきたIS-LM分析も、ここではバッチリ活躍しています。

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2008年5月14日 (水)

ニヤリCHANGE

ちらっと観ました・・・

▼これぞキムタク効果?フジ系「CHANGE」視聴率23.8%

 SMAP・木村拓哉(35)の主演で12日にスタートしたフジテレビ系「CHANGE」(月曜後9・0)の初回視聴率が23.8%(ビデオリサーチ関東地区調べ)を記録し、好発進した。

 原作のないオリジナル作品の初回では、過去3年間で最高の数字。瞬間最高視聴率は終盤の午後10時15分ごろ(初回30分拡大)で、26.6%を獲得。第2話への期待の高さをうかがわせた。

 4月期ながら、同局の「編成上の戦略」として異例の5月スタートとなり注目されていた。関西地区では28.3%、東海地区では29.0%と関東地区を上回った。後藤博幸プロデューサーは「日本中の方々にごらんいただき大変光栄です」とコメントしている。

  5/14サンスポより全文引用》

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キムタクさんのドラマ、今までまったく観たことありませんが、不覚にも途中から終わりまで、なんとなく観ました。北九州が舞台のようなので、『北九州タイムズ』なるレトロ調のイカした名前の新聞?も登場し、どうでもいい部分に見どころが多かったです。

どこかの駅前での選挙演説というか、オヤジに関する謝罪演説の場面で、はたしてここはどこの駅だろう? と、このロケだけでわざわざこっちまで来るわけないよなと思いつつ、想像しましたw

Hirei_yokomine_korede_giin

嫁さんは八幡駅か?と一瞬言いましたが、あんな幅のある舗道ではない。もっと寂しいです(ぉ。私は一瞬、戸畑駅かな?と思いましたが、あそこは歩道に屋根があるから違うなぁと。SATYやウェルとばたも映ってなかったし。

ほかの手がかりとして、演説の背後に、執拗なまでにMrMaxの看板が見えましたね。でも、福岡県の店舗リスト(の特に北九州近辺)を探っても、どうも駅に至近の店舗はない。やっぱり東京郊外か千葉あたりですかね?

そうそう、演説を見にきて怒号を飛ばす一般市民の、ヘンな方言も楽しめました。福岡弁としても違和感アリアリですが、北九州弁は福岡弁とも違いますよ。まぁどーでもいいんでしょうが。北九州出身の嫁の今回の笑いどころは、まさにこの怒号でした。

Kyoto_don

非現代的な逆転勝利も凄かった。「塚森市」でしたっけ? 投票会場の看板に書いてあった地名は。いまどき出口調査がない上に、最後の最後で形勢が逆転してしまう集計作業の不味さに感服しました。どこかの国の国民投票を笑えないぞこりゃ。

さぁ、1時間ちょっとで不運にも国会議員になってしまいましたが、あと何回で官房長官か政調会長になるのか、楽しみです。失脚している暇もないんでしょうね。贈収賄→逮捕→抑留→保釈→禊ぎ選挙→永久ループ化。

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2008年5月12日 (月)

水資源@新嘉坡

昨日(5/11)の日本経済新聞の社会面に、【「自前の水」威信かけ  「隣国マレーシア 頼れぬ」】というタイトルで、日曜のみのコラム的記事(=世界 いまを刻む)が載っています。はてどこの話?かといえば、シンガポールです。

Ajian_hakusho_06

たまたま先週の4年ゼミで、『アジア環境白書 2006/07』(東洋経済新報社、2006年11月)のシンガポールの章(=第Ⅱ部第1章)について報告がありまして、しかも希少な水資源をどう確保するかについても議論があったので、上の記事には敏感にセンサーが働きました。

1平方キロ当たり6千人をゆうに超えるという、人口密度が世界第2位のシンガポールでは、赤道直下で降水量が多いわりには水資源に乏しく(山がない、川がない)、新聞記事によると、その約4割を隣のマレーシアに依存しています。つまり、現在のシンガポールの水自給率は、約6割です。

この率を、近い将来(=2010年までに)9割ほどにまで引き上げる、という構想があります。その具体的な内訳は・・・

 ●約5割・・・ 雨水を貯める「貯水池」。

 ●約3割・・・ 再処理水(="NEWater")。

 ●約1割・・・ 「アジア最大級の淡水化施設」。

ということで、全部足すと9割。2002年から始まった再処理水の利用がもっと進めば、自給率100%も。

今回の新聞記事の写真は、マリーナ湾に完成した長さ約350mの「マリーナ堰」です。海と湾とを仕切ることによって、250ヘクタールもの広大な貯水池を作る(→2010年に完全に淡水化)というものです。

現在、水の輸入元であるマレーシアとの契約が、1961年に締結の"The Tebrau and Scudai Rivers Water Agreement"と、1962年に締結の"The Johor River Water Agreement")の2種類あります。そのうち、1961年の契約が2011年に切れるのですが、その更改交渉でマレーシアが大幅な値上げを提案していることで、目下紛糾しているようです。

新聞記事によると、その要求価格が「20倍」となっていますが・・・

私がいま読んでいた「シンガポールの水循環政策(『自治体国際化フォーラム』第162号、2003年4月)では「100倍(@難航する二国間交渉)とありますし、前述の『アジア環境白書』99ページには「1000倍以上」とあります。

・・・ちょ。いくらなんでも、幅がありすぎでしょ? 公式提案と非公式発言がゴチャゴチャになっているのかな?

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2008年4月22日 (火)

権→量?_その1

まことにどうでもいいことですが、「排出量取引」と「排出権取引」にどういう違いがあるか、突然手持ちの文献をひっくり返して調べ始めたところです。意外に面白いかも。飽きたらやめるつもりですがw

なぜこんなことを気にしているかというと、マスコミの「静かなる言い換え」があったからです。今年の3月6日に環境省が「国内排出量取引制度検討会」の初会合を開いてから、マスコミはそれまで「排出権取引」という言葉を当たり前のように使っていたのに、突然みんな「排出量取引」に切り替えたようです。

既に環境省の「自主参加型国内排出量取引制度」が存在するのですがね、、

先日届いた『日経エコロジー』5月号の87ページには、次のような「表記変更のお知らせ」があります。

【今号から以下に表記を変更します。「排出権取引」は「排出量取引」に、「排出権」は「排出枠」としますが、それぞれの制度で個別の略称がある場合は、それをかっこ書きにします。(略)】

その理由は書いてないのですが・・・ しかし、これは画期的なことかもしれません。私は同誌を創刊当初から購読していますが、たしかに「排出権取引」という書き方しか見たことがありませんから。

また、たまたま目の前の本棚にあった日本経済新聞社編集の『やさしい日経経済用語辞典』(2007年11月、非売品)の232ページに、「排出権取引」という項目がありますが、ほかの言い換えの例すら載っていません。

しかし、これまた私が購読している日本経済新聞を眺めている限り、例の3月6日あたりを境に、明らかに「排出量取引」という書き方に切り替わりました。国際的なものや、EU内のものに対しても。

他紙はどうか知りませんが、何かしらの大号令でもあったのでしょうか? ・・・それとも、日経関係だけですかね?

(・・・徐々に続く。飽きるまでw)

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2008年4月21日 (月)

排出量価格情報

Emission_kehai 本日から、「日経・JBIC排出量取引参考気配」の公表が始まったそうです。今朝の日本経済新聞の3面で知りました。「詳しくはウェブで!」とは書いてありませんでしたが。

毎週月曜日、売り・買いの気配値(円建て)を大手取引会社5社から情報収集し、その昼には、各社の平均値&買いと売りの中値を「参考気配」として公表する、とのことです。

Emission_0421

価格情報は月曜日の昼から、日経Ecolomy(エコロミー)か、国際協力銀行/JOIの排出権取引プラットフォームで見られるようです。

今のところこの種の取引は、1vs1の相対(あいたい)が基本なので、第三者からは実際の取引価格がわからないのですが、このような情報が利用できれば売り手も買い手もだいたいの相場を共有できることから、スムーズに交渉が進むのではないでしょうか。

もちろん、競争がないままでの価格決定は正常とはいえませんが。

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2008年4月15日 (火)

気になった本2

前回(気になった本1)はココ。さて、2冊目は・・・

Imgp4951

まるで予定外ですが、私の単著、『資源循環経済と外部性の内部化』です。しかし、そんな本はまだこの世には存在しません。

実は、昨日事務方から、科研費の研究成果公開促進費(学術図書)の交付内定を知らされました。前年度の新規採択率が24.2%(=223件/923件)という厳しい中で当たったのは、まことに幸運です。今年度内に出版する予定です。

元は昨年母校に提出した博士学位論文ですが、刊行用の原稿は、各章末にあった参考文献リストを巻末にまとめただけで、本文はほとんどそのままの「ノーカット版」です。自分では完成された文章だと自負しているので、編集側による誤字脱字(数式に多い)を直すくらいで、とっとと作業を進めるつもりです。

ちなみに、K草書房から出版する予定です。補助が出るとはいえ、専門書なので、そこそこ高いです。

・・・実は全部デマだったりしてw

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2008年4月12日 (土)

仲良く偽装

↓衝撃?記事の抜粋とリンク、写真1枚だけ貼っておきます。検証写真がたくさんありますが、信じるか信じないかはあなた次第。

▼五輪トーチ中国人ランナーを攻撃したチベット人らしき男性、偽装か

 【大紀元日本4月12日】北京五輪リレーが海外で遭遇した抗議の波が中国国内で伝えられたのは、北京当局を支持する海外中国人が赤い旗で歓迎する場面や、「チベット暴徒」が中国人ランナーからトーチを奪おうとする場面だけだった。中でも、パリ・リレーでチベット旗の帽子を被る男性が障害者の中国人女性ランナーの手からトーチを奪おうとする一枚の写真が、中国各報道機関及びニュースサイトで広く報道され、全国中に愛国の機運が高まり、「チベット独立チンピラ」に対する憤慨を招いた。

Tibet_gisou_2  中国国内多くのサイトの掲示板で、ネットユーザーらが、このチベット人らしき男性の身元について徹底に調査し、復讐行動を取ろうとする行動を始まった。しかし、調査の結果、複数のネットユーザーが、中国国営報道機関に発表される写真の中から、リレーのルートに行く前の場面で、この男性が中国の国旗を持つ中国大陸の留学生らしきものと一緒に仲良く歩いている写真を見つけ、男性は中共当局が雇ったスパイでチベット人に扮して中国人ランナーを攻撃したのは北京当局の偽装であるとの説をネット上で広げた。反チベット人の愛国感情が突然、当局への不信感に転換し、北京五輪は民衆の利益とは無関係で、中共当局の政治宣伝に利用される手段であるとの批判態度に一変した。(以下略)

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「復讐」しようとしたら・・・ というきっかけが、いかにもですね。さて、晩飯だ。

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2008年4月10日 (木)

crazyレース

まだ続ける?

▼サンフランシスコでの聖火リレー、出発直後にルート変更

 [サンフランシスコ 9日 ロイター] 米サンフランシスコでは9日、北京五輪の聖火リレーが始まったが、主催者側が混乱を回避するため土壇場になってリレールートを全面的に変更し、待ち構えていた多くの中国人サポーターや抗議者を戸惑わせた。

Usa_fail

 青いユニフォームに身を包んだ長身の中国の警備関係者らに囲まれた最初のランナーは聖火を高く掲げ従来の出発点をスタートした。

 だが、ほどなく一団は水辺の巨大な倉庫へと消え、1時間後に倉庫から3キロ以上離れた幹線道路に姿を現し、見物客らを驚かせた。(以下略)

  ロイター4/10速報より、写真(沿道に集まった人々)も》

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ここ数日、ロンドン、パリでの様子も、ネットのニュースやライヴ動画で見ていました。うちのCSはBBCのチャンネルがないので、ネットでの生中継は(画質は酷いですが)ありがたいです。

で、今朝はCSで、CNNを少し観ました。始まったはずなのに、終わった様子。いつの間にやら、聖火は空港に向かったとのこと。目下「障害物レース」と表現されているこの聖火(というより消火)リレー、今回は主催者側の作戦勝ちということでしょうか。

Cc1

横スクロールと縦スクロールの違いはありますが、この一連の障害物レースを観る度に、小学生の頃にゲームセンターで飽きるほど眺めた「クレイジークライマー」を思い出します。たしか、ゲームウォッチタイプ(大きめ)のやつもありましたね。

※ここでの画像はすべて、クレイジークライマーについてたいへん詳しいこのサイトから拝借しています。解説が下から上っていうのがツボ。

Cc2

主人公キャラをコントロールする道具といえば、ジョイスティックとボタン(複数個のときも)と相場が決まっていた1980年当時、クレイジークライマーはジョイスティック2本だけという異色のゲームでした。

で、左右のスティックを交互に前・後ろと倒すことによって、チャカ!ポコ!チャカ!ポコ!と、ビルの上へ上へと進んでいきます。横に移動するときは、左右のスティックをそちらの方向に同時に倒します。すると、スススッと滑るように移動します。

Cc3

高い高いビルの屋上までたどり着けばクリアなんですが・・・ 道中、頭上から植木鉢などが落ちてきたり、シラケ鳥がフンが落としてきたり、目が血走ったゴリラが(瞬間移動しながら)パンチを繰り出してきたり、ゲーム名の看板が落ちてきたり、実に多難です。ビル自体が崩れないのが不思議。また、閉じていく窓に手が挟まって落下→死亡、という、涙にならない悲劇もあります。

でも、しばらく同じ場所に止まっていると、「ガンバレ!」という温かい声援が。こんなゲーム、ほかにありますかね?

Cc4 面によっては、途中でピンクのバルーンが浮いていて、それにつかまってある程度上昇することができます。護送車(=バス)でラクチン。

屋上で主人公を待っているのは、ヘリコプターです。着地しているのではなく、宙に浮いているところがミソ。現代はどこでも、勝手にビルや塔をよじ登った先で待っているのは、警察&逮捕。

さて、次のルートはどこ? バルーンにつかまり続けてまた「成功」とします?

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2008年4月 1日 (火)

それじゃない。

080401_neage

本日4/1からいろんなものが値上げになるので、昨日の帰宅途中、サト●食鮮館でビールを珍しく買い溜めしてみました。普段は発泡酒ばかりですが、ここは思い切って。

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・・・アサヒの缶ビールを。

間違えた\(^o^)/ しかも二重に\(^o^)/ オワタ

自分に腹がタタので、本日は自主休業ケテーイ。妻子と近所に散歩に出掛けます。追わないでください。

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2008年3月28日 (金)

語学才能活躍

自作自演のサイトができました。

▼チベット暴動:欧米報道批判を中国政府が支持

 チベット暴動を報じる米CNNテレビなど欧米メディアの姿勢を「偏向報道」と批判するウェブサイトが中国で開設された。中国外務省の秦剛副報道局長は27日の会見で「職業道徳に背いた報道に与えられた自発的な非難、批判だ」と支持した。

 サイトはIT企業を経営する23歳の中国人男性が開設。ある欧米メディアが報じた写真で、チベット人らしき群衆を警棒で殴っている警察官がネパール警察の制服を着ているのに、説明が「中国軍」となっている事例などを紹介。開設5日間で20万件以上のアクセスがあったという。アドレスはhttp://www.anti-cnn.com/

  毎日新聞3/28より》

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Anticnn1

かなり画像が多いですが、ちょっと抜粋してみましょう。

1枚目は、右の「オリジナル写真」の右半分(=石を投げる民衆)が恣意的にカットされているということでしょうか。

・・・しかし、このオリジナル写真はどこから入手したのでしょう?

Anticnn2 2枚目は、矢印のヒトがネパールの警官の服装である、つまり中国の警官ではない、という弁明ですかね。

このサイトの作者は、ドイツ語もできるようです。

Anticnn3 3枚目も2枚目と同様に、この逮捕は中国の警官ではなく、ネパールの警官によるものだと主張しています。

このサイトの作者は、フランス語もできるようです。

他にも、このサイトの作者はスペイン語もできるようです。どんだけ語学が堪能な、企業経営者の中国人男性(23)。この調子ならば、日本語も問題なくできそうですね。

↓このようなネタを大募集していますので、みなさんも奮ってご投稿ください。作者の豊かな語学力をもってすれば、日本語サイトのネタでもおkでしょう。

You are welcomed to deliver new materials & images to us together with any suggestions , corrections and opinions. And you are also welcomed to distribute this PPT file freely to your friends, let them know the truth as well as this simple

email: anti-cnn@anti-cnn.com

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・・・ま、いまさら言うのも野暮というものですが、中華当局の自作であることはミエミエ。

中国国内に居る限り、一般人の海外サイトへのアクセスは厳重に制限されていますから、ここまで多くの情報源を取り扱えるのは明らかにおかしい。しかも、記事の内容や写真に関して、なんでこんなに細かい点まで指摘ができるのか?

工作にしては稚拙すぎます。狡猾な中国人のやり口にしては、落第レベル。

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2008年3月25日 (火)

ダチョウ指令@長野

初日から最高潮。

採火妨害シーンは真っ黒…中国メディアが報道管制

 25日の中国主要メディアは24日の北京五輪聖火の採火式典で妨害行為などがあったことを報道せず、「採火式は順調に実施」(中国中央テレビ)「聖火を成功のうちに採火」(人民日報)などと伝えた。

Chn080325_greece

 BBCの衛星放送で採火式の妨害シーンが報じられると画面が真っ黒になるなど、厳重な報道管制を敷いていることをうかがわせている。

 ギリシャのオリンピア遺跡で行われた採火式典では、同五輪組織委員会の劉淇会長の演説中、パリに本部を置く「国境なき記者団」のメンバー2人が乱入するなどの場面があった。(共同)

  産経ニュース3/25速報より、写真=北京市内の新聞スタンドで売られる地元紙の「北京五輪聖火の採火式典」の一面記事。妨害行為などがあったことを報道せず「聖火を成功のうちに採火」などと伝えた=25日(共同)

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↓これかどうかわかりませんが、BBCのニュース。

・・・真っ黒になるなどの「など」って何だろう? 静止画とかモザイクとか消音とか超音波とか?

昨夜ダラダラとホークスvsマリーンズ戦をやっていた中(ヘッポコ4番のおかげで・・・)、午後10時近辺のニュースでこの妨害(というほど妨害しているか?)シーンを繰り返し報じてましたよね。スローを交えながら。

スタート時点のギリシャでもう沸点に近い雰囲気だから、世界各地でこれからどこまで気化するのでしょうか?

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実は、長野市も聖火リレーのコースに入っています。黙っていればいいのに、よせばいいのに、中国様はわが国に堂々と内政干渉してきました。

スポニチ3/24速報より抜粋。

【中国の北京五輪組織委員会が、長野市で4月26日に行われる聖火のリレーや式典を直接妨害する行為だけでなく、中国政府を批判するメッセージを書いたプラカード類を掲げるなどの活動も排除するよう要求している。(略)しかし、実行委は危害のない場合は「五輪に反対する横断幕を出すことまでは排除できない。日本の法律にのっとって可能な限り対応する」と、中国側の要求に困惑している。(略)】

Dacho_reaction

困惑しなくてもよい。拒否すればよい。中華の属国じゃねぇんだから。

まさに、ダチョウ倶楽部の定番ギャグ。「やるなよやるなよ」=「(やってくれよ)」。この期に及んでこのセンスはいい。きっと知らないでしょうがw

4月26日は折しも、GW突入の時期ですね。長野に多くのヒトが集まるのは、長野冬期五輪(1998年)以来? どうなることやら。注目です。

普段から特定アジアで儲けている人権屋さんや平和屋さんは、こういうときは無視&華麗にヴァカンスでしょうね♪

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2008年3月18日 (火)

トビすぎ社説

アカヒの「夢想」を思い起こさせる、歴史に残る名社説がついに登場!

▼社説:チベット暴動 北京五輪にダライ・ラマ招け

 中国のチベット自治区ラサで大規模な民族暴動が発生した。多数の死傷者が出たという。

 国家の威信をかけた北京五輪が8月に迫り、中国の人権問題に対する国際的な関心も高まっている。民族暴動の武力鎮圧は解決にならない。そればかりかダルフール問題でくすぶっていた北京五輪ボイコット論を再燃させかねない。

 おりもおり北京では「調和社会」の建設をかかげる胡錦濤氏が国家主席に再任された。胡主席の後継者の習近平氏は副主席に選ばれて、北京五輪指導小組の責任者に指名された。五輪の成功も、暴動の処理も、第2期胡錦濤政権の指導力が問われている。(略)

 北京五輪の聖火リレーでは、チベットの聖山チョモランマの頂上にチベット族と漢族の合同登山隊が聖火を運ぶ。それなら、なぜ五輪の開幕式にダライ・ラマ14世を招待しないのか。

 胡主席が貴賓席でチベット人の精神的指導者と語り合う度量を見せたら中国のメンツはつぶれるだろうか。その心配は無用だ。これこそ「調和」であり、中国のソフトパワーを高めることになる。

 現在のダライ・ラマは独立論者ではなく高度の自治を求めている。その自治の範囲については五輪後にじっくり話し合えばいいことではないか。北京五輪を、災いを転じて福とする機会にすべきだ。

  毎日3/16朝刊社説より抜粋》

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おさらいですが、中国共産党の出先広報機関☆アカヒの歴史的社説は、2005年3月27日の「竹島と独島 これを「友情島」に…の夢想」です。

【例えば竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。

という部分から驚くべき妄言が展開され、最後の【だからこれは夢想に過ぎないのである。】と我に帰ったように思わせるオチがまったく理解されずに、今日まで至ります。曲がりなりにも、一大新聞社の論説主幹ですよ、このSFをぶちあげているのは。

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で、今回の毎日社説。

・・・誰が好き好んで、自ら殺されにノコノコと敵陣の中枢に向かうんだ??

これ、夢想なんて甘っちょろいレベルのものではなく、暗殺推奨。

しかも、調和なんていう行為ができっこないナンチャッテ国家に、じっくり話し合えってありがたいご高説。今の今まで、毎日は連中の何を見てきたんだ?? あぁ見えてませんでしたか、そいつはスンマソン。

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Shimbun_kitacho

そもそも、社説って何のためにあるのか? ・・・ある程度新聞を読むことに慣れたら、これほど邪魔なものはありません。はっきり言って、要らない。むしろ、無い方がいい。

新聞は多くの事実を淡々と書いてくれればいいだけなのに、新聞読者は「愚民」だから我々が教育せねばならん、という高慢ちきな態度で、よせばいいのに余計な主張を書きなぐる。そのスペースがあるのなら、ほかのニュースを伝えろよ。で、そのアタマで記事自体も歪曲するから、治療不可。レインボー。

活字離れ云々よりも、そんな新聞側の伝統的な偉そうな態度が、新聞離れを助長しているのかもしれません。

Shinbunsha_shinsho

←河内孝著『新聞社―破綻したビジネスモデル』(新潮新書、2007年3月)は、自分が長年奉公した毎日新聞を改革しようとしてあっという間に干された作者による、新聞ビジネスの実態を知るために最適な解説書です。

具体的で信頼性の高いデータ(といっても門外不出の極秘情報というわけではない)を使って丁寧に話が進められているので、何がどう問題なのかがすっとわかります。そして後半に、大胆な新聞業界の改革案が展開されますが、それはどう見ても、毎日新聞の復活を想定&期待した改革モデル。

・・・健闘を祈ります。まず、社説を止めてみては?

※この本の途中、テレビ局(&放送網)と新聞社との蜜月の歴史は少々冗長ですが、これも依然大きな問題です。我が国では言論マスメディアの垂直統合状態が、テレビ放送開始から半世紀を過ぎ、地デジ、ハイビジョンになってもそのまま維持されています。毎日新聞&TBSラインの存在意義は、私にはわかりません。

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2008年3月17日 (月)

チベットwizout中国

実に大人の対応。

▼ダライ・ラマ14世が会見、チベット暴動で国際調査を

 【ダラムサラ(インド北部)=永田和男】インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は16日、本拠を置くダラムサラで記者会見し、中国チベット自治区での暴動を中国当局が鎮圧した問題について、原因や死者数を把握するため、国際的な独立調査団が直ちに現地入りすることが望ましいとの見解を示した

Darairama14

 ダライ・ラマは会見で、チベットでは歴史遺産が危機に瀕しているなど「文化的虐殺が起きている」と述べ、中国当局を批判。「中国側とチベット人側はともに一歩も引かない構えで、私は1959年3月(のチベット動乱時)と同じ気持ちを味わっている」と述べ、6か月間で8万7000人が死亡したとされる、49年前の大動乱に匹敵する事態の再来に強い懸念を示した。

 中国側が、暴動の背後にダライ・ラマ自身がいると非難していることについては、「どうやってチベット内部にそんな影響を持てるのか」と強く否定した。

 北京五輪については、「世界最大の人口を持つ文明国である中国には、開催の資格はある」と述べ、中止やボイコットを求める考えはないと表明した。

  讀賣新聞3/17速報より、写真も》

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ここしばらく、チベットでの騒動の報道が続いています。週末は自宅で娘と格闘しながら、横目で注目していました。今やチベット自治区だけでなく中国の他の省、世界各地でのデモへと飛び火しており、いっそう予断を許さない状況になっています。

また、新聞紙上でも扱いが大きい、というより、多くの面に関連記事が散りばめてありますね。良くも悪くも、日頃光が当たらないチベットにこのような注目が集まることは、大変重要です。

China_tibet

近年チベットが経験した悲哀を詳細に綴った作品として、依然としてマイケル・ダナム著・山際素男訳『中国はいかにチベットを侵略したか』(講談社インターナショナル、2006年3月)を超えるものは出てないようです。

本文に先立ち、2つの興味深い見開きの地図があります。まず、「中国侵攻のチベット」、次に、「中国侵攻のチベット自治区」。自治区とされた事実に加えて、チベット固有の地域がいかに縮小されたか(→青海省、甘粛省、四川省の一部に分割)がよくわかります。

「中国にとっては五輪開催を控えた最悪のタイミング」などという言い方もされていますが、中国が抱えている火種なんてチベット問題以外にもまだまだありますから、そんな同情的にならなくてもよいかと。メディアを全面的にコントロールすることで、なんとか体面を繕っている疑似国家です。より最悪のことが、これから起きる予感。

さて、あまり話題になりませんが、中国の現国家主席である胡錦濤氏は、チベット自治区と深い因縁があります。1989年に同自治区で起きた「3月暴動」を、戒厳令を敷いて弾圧したのは、当時チベットの共産党書記であった胡氏です。この「功績」で名を揚げたのがきっかけで、今の独裁者としての地位があるわけです。

ですから、鎮圧する対象は以前と同じである一方、本人は今や国家権力そのものですから、今回はためらうまでもないでしょう。どこまで弾圧を徹底し事実を捻じ曲げ続けるか、今後も楽しみです。

China_kesareta

これまた重要文献である相馬勝著『中国共産党に消された人々』(小学館、2002年4月)の第6章には、ノーベル平和賞決定直後のダライ・ラマ14世に対する著者(当時産経新聞社)によるインタビューが、短いながらも掲載されています。

その数ページ後には、1994年7月に北京で開催された「第3回チベット工作会議」で決定された、5つのチベット抑圧政策が明記されています。内部文書からの出典ですが、この決定によって最も根本的な政策変更が行われ、直後にチベットに対する弾圧が明らかに強化されたのは、なかなか興味深いリンクです。

その5つの抑制政策の要点(箇条書き)を、そのまま書いておきます(同書144-146頁)。

 ◎修道施設の監視・管理強化など宗教活動の広がりの抑圧

 ◎独立派への協力者との疑いがある官吏らの特定

 ◎ダライ・ラマに対する前例のない攻撃的なキャンペーンの立ち上げ

 ◎漢民族主導で、チベットの急速な経済成長を進める政策の完全な承認

 ◎学校でのイデオロギー教育の強化、社会主義的発想の学習(の目的化)

・・・なるほど。

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2008年3月 5日 (水)

それがDAIJI

本日の『日本経済新聞』朝刊の「経済教室」(29面)は、私の大学院の同期である川口大司(かわぐち・だいじ)氏が執筆しています。彼の専門は、たしか・・・ (ぉ 労働経済学、計量経済学です。

新聞のページをめくって目に入った写真、どこかで見た顔だなぁ・・・ と思ったら、なんだダイジじゃん。御無沙汰。一時期より痩せたかな・・・? (昔はガリガリでしたが、渡米してから(自粛))

早速、デビューおめでとうメールを彼に送ったら、すぐに丁重な返事が来ました。相変わらずマメなヤツです。

1994年に入院?した同期生は、私を含め、男女ともクセのある人間ばかりでした。しかし唯一、彼には敵がまったくいませんでした。いつもニコニコしていて、楽しく議論していました。ただ、酔っ払ったときが(自粛)でしたがw

 ・・・14年前、私が彼(のうちの別荘@飯能)に譲った二槽式洗濯機や家具など、まだあるのかな?

ダイジの文章はたしか以前、日経新聞の日曜の解説コーナーで見かけましたが、経済教室はある程度量が多いので、実質的には本日デビューといえるでしょう。あらためて、おめでとうございます。

小論のタイトルは、【求められるワーキングプア救済策:「最低賃金」より税還付軸に】。彼が友人であるなしに関係なく、純粋に面白い内容です。

低賃金労働問題に対処するための4つの「貧困対策」(=最低賃金の引き上げ、未熟練労働者への技能訓練、生活保護の拡充、還付可能な税額控除)の特徴と問題点をそれぞれ示しつつ、その中でも「還付可能な税額控除制度」の優位性、実現可能性の高さを主張しています。実例も親しみやすく、論理もすっきりしているので、ぜひご一読を。

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2008年2月14日 (木)

朝からアサヒる

はいはい、どこの国のアジビラ?

▼①南大門炎上―韓国の悲しみを思う

 かつて、こんな社説があった。

 「祖先からうけついだよき遺産は、決して現代人の専有物ではない」

 「国民も国会も政府も、文化国家としての自己の姿を、もう一度直視する必要があろう」

 1950年7月3日、「国宝を焼く」と題した朝日新聞の社説である。

 前日、京都の金閣寺が若い学僧の放火で全焼した。そののち、この事件を素材に三島由紀夫や水上勉が小説を書くことになる。当時の日本人にとって、実に衝撃的な出来事だった。

 こんなことを思い出したのはほかでもない。韓国の国宝第1号で、ソウルの正門として日本人観光客にもなじみの深かった南大門が放火で全焼したからだ。

 金閣寺と南大門はともに14世紀末にできた木造建築だ。幾多の戦乱を乗り越えて生き延びてきた点も似ている。今回の炎上を目の当たりにしたソウル市民が「子孫に顔向けできない」と嘆く姿を見ると、とてもひとごととは思えない。

 南大門は日韓のさまざまな歴史を見つめてきた建物でもある。

 16世紀、豊臣秀吉軍が朝鮮を侵略し、首都の王宮が焼失した。その際、加藤清正らが南大門から攻め込み、東大門からは小西行長らが入った。

 1910年の韓国併合後、日本は王宮を覆い隠すように朝鮮総督府の大きな庁舎を建て、権勢をほしいままにした。

 それでも残った南大門である。修復を繰り返したとはいえ、この巨大な門を見上げると、苦い記憶も含めて、いや応なく過去の日韓のかかわりを思い起こさざるをえなかった。 

 そうした建物の修復や防災対策に隣人として協力できることはないだろうか。

 韓国はただちに復元の準備に取りかかるだろう。日本にも木造建築の修復技術などがある。知恵を貸す余地があるかもしれない。

 南大門に限らず、韓国では最近、文化財の火災が相次いでいる。放火も少なくない。その反省も広がっている。

 今回、消防と文化財庁の連携の悪さ、消防士の文化財建築への理解の乏しさが被害を広げたようだ。李明博・次期大統領がソウル市長時代に門の周りを市民広場として整備したのに、防災・防犯の面は手薄だった。

 日本では、金閣寺が放火された前年に法隆寺の壁画が焼失したことをきっかけに文化財保護法ができ、自治体レベルでも様々な取り組みを重ねてきた。

 例えば、京都市消防局予防部には文化財係が置かれ、市民や社寺の連携で「文化財レスキュー体制」ができている。奈良では、県警の文化財保安官が各地の消防と協力して文化財の防犯や防災に目を光らせている。こうした試みは、韓国にも参考になるだろう。

 隣国の悲しみに思いを寄せ、歴史遺産の修復や保護に協力できれば、日韓の溝を埋めることにも役立つに違いない。

  《朝日新聞2/14社説より》

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朝からこんな電波を浴びるとアタマ痛くなってきますね・・・ 今回の件で、日本は何の関係もないのですが。

Nandemun_hikaku ←半ば常識でありますが、一応この写真を。

日韓併合前後 朝鮮半島写真館」のトップにある、日本統治前と統治中の南大門の写真です。左の写真は太古の昔ではなく、たかだか110年前(1897年)。曲がりなりにも、一国の中心部の風景です。日本はそのとき、明治30年。京都帝国大学(現在の京都大学)が創立した年です。

上のアカヒの妄想作文、連中とその親玉・特定アジアの大嫌いな「日帝」が南大門をぶっ壊したような書き方になっていますが・・・

史実はどうなっていますか? 上の写真右の、白っぽい交番か警備の詰め所は、門破壊のための前線基地ですか? 両脇の緑地帯は何のためにあるのですか?

ネットで膨大な知識を共有できる現在、マスコミの放つ報道内容の信憑性など、誰でも簡単に判別することができるのですが。もちろん、それを見極める目も鍛えなければなりませんが。築地のなんちゃって新聞社は、いつまで事実をアサヒれば気が済むのでしょうか?

そして繰り返しますが、日本は今回の放火と何の関係もありません。カネを出そうと木材を出そうと知恵を出そうと、何か手をさしのべたところで、自分たちの功績として捏造されるのがオチです。歴史は繰り返す。歴史を教訓にしたとしても。

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↓で、決定打。もともとどうしようもなかった。