2009年7月11日 (土)

日本語崩壊

昨日、うちの広報誌の最新号が発行され、私のポストに現物と御礼の文が入っていました。大学院での遠隔講義の写真撮影と、昨年出版した拙著の紹介文の執筆に関わったからです。

巻末に掲載されている本の紹介文を見て、愕然としました。校正稿(ゲラ)を確認し「修正なし」で校了してから、文章が変わっていたからです。それも、改善されているのならいいのですが、明らかに文法がおかしくなっています。つまり、勝手なアレンジ&見事失敗。

暗黙に「私」が主語で書いたはずの文章が(読めばわかる)、なぜか文末が受け身だか尊敬だかの形に変わっています。おかげで、日本語の文章ではなくなっています。隣の本×2の紹介文はゲラと変わっていないように見えますが・・・ なぜ私だけ?

学術論文だったら、校正した後の文章が編集サイドでいじられることなど、まずありえない。逆に、マスコミは自分の好きなようにねじ曲げることが仕事だから、原形をとどめることがむしろありえない。

「おっwこれ書いたやつ、日本語知らないヴァカか?w」「えぇ、私が書きました。たしか途中までは。」「ちょっw 知るかw」

ヒトが考えて書いた文章を無断で改竄する、うちの広報の仕事っぷりに最敬礼。

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2009年7月 9日 (木)

統計の罠

Dw_m 珍しく、今週号の『週刊ダイヤモンド』を買って読んでいます。

なぜかというと、先日の新聞広告を見たとき、「統計突破力を磨く!」という特集の中にあった、「あなたもだまされる「統計の罠」」という見出しにひっかかったからです。

2年次生を対象とした私の「基礎演習Ⅱ」では、今年度前期、田村秀著『データの罠:世論はこうしてつくられる(集英社新書、2006年)を輪読したあと、2名ずつの自由共同研究の報告をさせています。後期には、谷岡一郎著『「社会調査」のウソ:リサーチ・リテラシーのすすめ(文春新書、2000年)を輪読し、再び共同研究をさせるつもりです。

Kouyomu たまたま一昨日の自由研究報告で、学生がPCを使って紹介したのが、牧野武文著『グラフはこう読む!:悪魔の技法(三修社、2005年)で書かれている「だましのテクニック」でした。

この本は市中で見かけないのでネット通販で買いましたが、隠れた名著です。表紙はおどろおどろしいですが、内容はスッキリ爽快。今回の雑誌記事にも、牧野氏監修による痛快なグラフがいくつも登場していますが、興味をもった人はどこでこれを買い求めるのでしょうか・・・

なお、この本は、本学図書館2Fの「指定図書」のコーナーに、私の講義の参考書として置いてあります。残念ながら借りられません。

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2009年6月25日 (木)

笑うファンタCー

デーモン小暮閣下を見習え。

▼小倉優子 こりん星も「そろそろきつい…」

Yuukorin  タレントの小倉優子(25)が24日、都内でディズニー映画「ウィッチマウンテン―地図から消された山―」(7月4日公開)の試写会に出席した。おなじみの“こりん星人”として登場。「(こりん星の)住所は港区ウィッチマウンテン町エリア51」とキャラクター全開だったが、「お仕事をたくさんしてきて、こりん星だけではそろそろきついかなあと思ってきた。ファンシーだけではやっていけなくて葛藤(かっとう)中」と悩みを打ち明けて笑わせた。

  スポニチ6/25より、写真も》

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閣下の出所は地獄の高級住宅街?、ビッターヴァレー出身でしたかね。孤立成人、じゃないこりん星人のおっしゃるナントカ51は、「世を忍ぶ仮の住所」としておけばいいのでは。で、本住所は、小倉南区の日田彦山線沿いの(なぜか線路脇に多い)自家用畑で。県内かよ。

Uchujin_konai 最近読み終わって爽快だった本に、松尾貴史著・しりあがり寿画の『なぜ宇宙人は地球に来ない?:笑う超常現象入門(PHP新書600、2009年6月)が挙げられます。

新書にしては360頁を超える分厚さですが、8テーマ(=章)に分かれているので、興味あるテーマから読むこともできます。かつてオカルト少年だった松尾さんの、「インチキな(自称)科学」への愛がひしひしと伝わる名著です。しりあがりさんのイラストも痛快♪

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2009年6月22日 (月)

手前味噌で〆

今朝の日本経済新聞の23面(教育面)に、早稲田大学副総長の堀口健治氏による「私大の教育・研究 底上げを:補助金、中長期の視点で」という論考が掲載されています。

堀口氏が途中まで書かれている、数字を挙げつつの事実認識は参考になります。私も私大に居ますから、私大の立場は気になります。私大が戦力的にも苦しいのは、文科省が日々発表している補助金の採択リストを見ても明らかです。

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それより、終盤からの「おらが学校では」のハーモニーが絶品です。つまり、「一般的には苦しいんだけど、うちは違う」ということ。

「私立大学は競争的資金に果敢に取り組んでいる。早稲田大学は4月から・・・」「大学間連携も大胆に始まっている。早大と・・・」

・・・私立大学はワセダしかないのでしょうか。手前味噌で仕上げるとは、それこそ大胆。最後に強引に一般論に立ち返っていますが、なんとも空虚なエンディング。シンプルに、「われわれ(=ワセダ)を見習え。」でよかったんじゃないの?

はて、この論考のタイトルは何でしたっけ。底って、どこ?そこ? まぁ、私大の雄に、このような主旨の原稿を依頼&受領する方もおかしい。困っていないヒトに何を言わせたいんだ?

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2009年6月20日 (土)

書評@三田

Hosoda_junkan たった今、←大作『資源循環型社会』の書評を掲載した『三田学会雑誌』102巻1号(2009年4月、慶應義塾経済学会)が、宅急便にてうちに届きました。

ヌキズリ(=書評4頁分だけ×50部)だけでなく本体も数冊入っているので、デカイし重い・・・ 学校に送ってほしかった・・・

ヌキズリ欲しい方は、お申し付けください。お送りいたします。

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2009年5月31日 (日)

ポスドク問題

私が院生だった頃からの問題・・・

▼博士課程の縮小要請へ=財政支援で大学院再編促す-近く国立大に・文科省

 修了者の就職難などが指摘されている大学院の博士課程について、文部科学省は30日、全国の国立大学に定員の縮小を要請する方針を固めた。大学間での院統合も含めた組織再編を促す。今後、定員・組織を見直す大学を財政支援する仕組みを整え、自主的な取り組みを後押しする。

 国立大大学院の入学定員は合わせて約5万7000人で、うち博士課程が約1万4000人。文科省は長年、学部から大学院に教育研究の重点を移す政策を継続してきたが、博士課程では就職への不安などから定員割れが相次いでおり、軌道修正を決めた。(以下略)

  時事ドットコム5/31より》

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今朝、西日本新聞の一面ど真ん中にこの記事があるのを見て、まぁそうせざるをえないでしょうと納得しました。遅まきながら。

Postdoctorというのは先週、大学生協の書籍コーナーで、入荷したばかりの国立教育政策研究所・日本物理学会キャリア支援センター編『ポストドクター問題:科学技術人材のキャリア形成と展望』(世界思想社、2009年6月)が目に入り、速攻で購入し、昨日までで主要部分を読み終えたところでしたので。実に重く切ない内容ですが、展望は決して暗くはないと感じました。みんながこれを読めば、の話ですが・・・

この本で紹介されている実態調査の主な対象は、競争力の激烈な理系の中でも最も「本人が希望する」就職が困難な、素粒子・原子核理論のポストドクター(=「博士の学位取得後、就職の意志を持ちながらも常勤学術職に就くことができずに研究に従事する者」:3頁より引用)です。

したがって、アカデミズムでは最も極端なケースともいえますが、書かれている実態の数々(インタビュー調査の生の声が満載)は、私が院生だった頃に周りで聞いた話や、現在聞く話とそう大差ないです。特に私は、年齢不明の「オーバードクター」X年(2ケタの場合もある)の日本人や留学生が巣くう、大学曰く、消防法に抵触する「倉庫扱い」wの「院生寮」に長らく住んでいましたので・・・

(注)ちなみに、私の入院当時は「課程博士」(論文数本のセットでOK)ができたばかりで、博士号取得者は微々たるものでしたから、オーバー「ドクター」のドクターは、ほぼ博士(後期)課程のことを意味しました。つまり、オーバードクター=課程が終わって何年、という俗称。

私が某国立文系大学の修士課程に入院した年度までは、経済学研究科の同期は20名代前半でした。上の代は、これより少なかったようです。もちろん、途中で留学や、民間などに就職するヒトもいましたので、当初はそれなりの人数がいたかのかもしれません。

問題は、私が修士課程2年になってから。以降の修士課程の入院生には、「研究者養成コース」(=従来の課程)と「専修コース」(=2年間で終わり)の2つが用意されました。それぞれ従来と同じくらいの人数をとったため、その年から単純に院生が倍増しました。

・・・そのあとのことについては、まぁボチボチ。

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2009年5月30日 (土)

シャッフル読書

大損害。

▼『週刊モーニング』で連載再開の『バガボンド』で乱丁が発覚、編集部が謝罪

Vaga  本日28日発売の『週刊モーニング』(講談社)から、約2か月ぶりに連載が再開された漫画家・井上雄彦氏の人気漫画『バガボンド』で、編集部のミスにより、一部で掲載ページに乱丁があることが判明。28日付の『週刊モーニング』公式ホームページで「ご購入いただきました皆様と、井上雄彦氏に、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。井上氏も自身の公式ブログで「何でこんなミスが起きるのか解らん。理解不能。怒りすら通り越してただ呆然…」と憤りをあらわにしている。(略)

 『週刊モーニング』の看板作品とも言える『バガボンド』で編集部のミスにより、正しい掲載順から1ページ目と4ページ目が入れ替わっていることが判明した。(以下略)

  5/28オリコン(Yahoo!ニュース経由)より、画像も》

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なかなか恥ずかしい仕事ですね、アンポンタンな編集さん。落丁はページがないから最悪ですが、乱丁はまだページがあるからマシですかね。むしろ、ほとんどのページをシャッフルしても面白いかも。

私は小学校高学年のとき、当時スパークしていた「4コマ漫画雑誌」の月刊誌を2冊ほど、オチをすべて覚えるほど毎日愛読していました。「まんがタイム」と「まんがタイムオリジナル」だったかな、たしか。違いは忘れたw ただ、オリジナルの方があとに出た記憶が。

この雑誌、4コマ漫画が1ページに基本的に2本掲載、それが延々と続くので、始めから読んでいくとわりと退屈します。作品の掲載順も、毎月だいたい同じですしね。

そこで私が開発したのは・・・ 適当にパッと開いたページ(=見開き)を読み、閉じて、また開き読み、閉じて、・・・ という作業を延々と繰り返す読み方です。

Miki_maki 名づけて、「シャッフル読書」。新しいページが開いたら喜び?、既読のページが開いたらガッカリする。おみくじみたいな感覚が斬新。これをイヤになるほど繰り返して、飽きたら観念して、最初のページから通読する。ここで未読のページに出会ったら、「おまえラッキーだったな」と健闘を称え、恭しく拝読する。w

どうですかこれ? ストーリーマンガでやってみても楽しいかと。「正しい順に並べ替えよ」っていうクイズだと考えて。

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2009年5月24日 (日)

火事とチャンポン(1)

たまには、つらつらと日記でも。

昨日の朝、ある程度この書類を書き上げ、それだけでもう満足。落選しても悔いはないw

Rikoukei 嫁と娘が滞在している嫁の実家に向かうため、バスで博多駅に向かい、そこからJRの在来線に乗り、最寄りの駅に到着。天気がいい。

道中ずっと、今野浩著『「理工系離れ」が経済力を奪う』(日経プレミアシリーズ040、2009年4月)を読み耽り、面白すぎて読み終わる。

理工学部(出身)のヒトだけでなく、経済学部(出身)のヒトもぜひどうぞ。なぜかは、冒頭ですぐにわかります。トレードオフ!

・・・あぁ、アサメシだと。行かないと怒られる。

ここで終わると、タイトルの意味がまるでわからない。またあとでw

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2009年5月 9日 (土)

2期目終わり

さて、特に書くに値することがありませんが・・・w

Seikyo_shikumi 昨夕、月一回ペースで行われている大学生協の理事会がありました。←組織の図でいうと、右下のやつです。

そして、今月末に開かれる年一回の「総代会」(図の左下)をもって、私が理事長に就任してからの2期目(=2年間)が無事?終了します。あっという間です。ようやく、どんな仕事なのかわかってきましたw

ここで詳しくは書きませんが、近年スッタモンダがあり今も厳しい状況にありますが、昨年度ようやく、黒字経営に転換しました。ひとえに、専務理事を始めとする現場の職員、パート、アルバイト学生等の努力のたまものです。今年度もこの良い流れを維持できるよう、知恵とエネルギーをいっそう絞り出していきましょう。

さて、性懲りもなく私が次期も立候補するかどうかは、来る総代会の議案書をお楽しみに。

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2009年3月30日 (月)

2009年度の環境政策

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。私の住んでいる福岡市は、桜がもう散り始めています。

さて、明後日はもう入学式、来週月曜日からは前期講義が始まります。入試シーズンの2月初めから、例年になくあっちこっちに出張していましたので、やたら早く時間が過ぎてしまいました・・・

そんな中、新年度で11回目となる私の「環境政策(3年次向け、前期4単位、火1&金1)は、4月7日(火)の朝9時ぴったりにスタートします。お楽しみに。

なお、講義と並行して、↓の「2009環境政策(このブログの別館)に随時情報をうpしていきます。

http://hide-maro.cocolog-nifty.com/blog/2009envpol.html

また、↓の「◆大講義メモ◆」というカテゴリーにも、毎回どういうことを講義したかを書き留めていきます。場合によっては、複数回まとめて書きます。そんなものが増えてきたら、「あぁこいつは疲れてきたな」と思っていただいて、大筋は間違いないでしょうw

http://hide-maro.cocolog-nifty.com/blog/cat32305886/index.html

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Dora_hitori 【どうでもいい注】 昨年度まで↑は、「◆環境政策講義メモ◆」というカテゴリーでしたが、今年度は後期に「環境経済学(2年次向け、後期4単位、火1&金1)が控えているため、どちらにも使える「大講義」という安直な名前に切り替えました。

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参考までに、現時点で確認している環境政策の履修者数は、273名です。単純に、昨年度プラス約50名・・・

今回は前期のみ開講だから、前期卒業狙いの(5年以上の)学生が多いと思いきや、そうでもない・・・ 後期開講の環境経済学なんて、選択必修科目じゃないのに履修者が172名(現時点)って・・・

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2009年3月12日 (木)

2度登場

Campus18 私がうちの学長にインタビューした記事を載せた季刊「Campus Life」(Vol.18、2009年3月、発行:全国大学生活協同組合連合会)の現物を、今うちの専務から受け取りました。1ページ~3ページの「TOP INTERVIEW」がそれです。学長、やっぱり男前。

一方、私の写真も載っていますが・・・ 顔色が悪く、病人のように見えます。体調は良かったのですが・・・ ヒゲを剃りすぎてちょっと血が出た箇所は写っていない模様w

実は私の名前はもう一回、同紙14ページの「身近な体験から環境活動へ第一歩」の「九州地域センターエコツアー」にも出てきます。九州各地の大学から集まった学生諸君に、ちょっと講釈をした、という程度のものです。が、地方のヤカラが全国誌の同じ号に2度も登場するのは気味が悪いかも。

身の回りにこの冊子がありましたら、ご笑覧ください。

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2009年2月27日 (金)

気になった本7

必要に迫られて知人のとある本を読んでいると、「レジーム」や「アクター」といった抽象用語がバンバン出てきて、正直ゲンナリしました。「なぜにカタカナで直輸入?」、「どうしてもこれでないとダメなの?」などなど、どうも腑に落ちない・・・

これらは、政治学や国際関係の分野でよく使われる概念とのことなので、図書館で関連する和書を探し、何冊か選んで借りてみましたが、どれも概念の説明を中途半端にしたまま、各々の流儀で使っているようです。本家でもフリーダムとは。不信は募るばかり・・・

Regime_governance

で、ネットで検索してみると、図書館にまだ入っていないもので、最新かつ包括的なドンピシャ★ボンがあるではないですか♪

←山本吉宣著『国際レジームとガバナンス』有斐閣、2008年6月

早速、博多駅に用があったときに近くの書店に立ち寄り、現物を後ろからパラパラと眺めて(私はいかなる本も、まず奥付から見ます)、これしかないと確信しました。

ボリュームたっぷりですが、この分野にまったく疎い私であっても読み進めることができる好著です。「(国際)レジームとは何ぞや?」、「(グローバル・)ガバナンスとは何ぞや?」といった、この種の分析の基本となる定義や分類を、著者が非常にシンプルに説明してくれています。もちろんそれは独断ではなく、そのつど、根拠としている研究論文・文献名がきちっと記されています。

しかも、わかりやすい分類の図とともに、分類された要素の一つ一つについて、豊富な実例が示されています。つまり、理論一辺倒ではなく、理論と実証が一体となっているため、なるほどねぇ~そういう整理をするんだ~と、クリアに納得できます。同時に、なぜそういう分類をしているのか、についての必然性が伝わってきます。

もちろん、門外漢でもそれなりに楽しく読むことができるということは、本来の専門性をかなり犠牲にしているはずです。本の元となっている専門論文を見ても、おそらく大部分理解できないでしょう。こういう本が書ける方は、本当に貴重です。

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2009年2月21日 (土)

21世紀美術館

昨日の午後、金沢21世紀美術館に行ってきました。相変わらず、何の予備知識ももたずに。

金沢駅の観光案内所に置いてあったパンフを見て、変な形の建物があるなぁという単純な理由で、いくつかポイントを回った最後に、この美術館を訪れました。

結論1・・・ 大変楽しいところでした。時間をかけてじっくりと歩いて見て回りましたが、これはお客さん来ますよねぇ、老若男女問わず。単純に面白いから。

私は太宰府にある九州国立博物館に、これまで5、6回行っていますが、この美術館が近所にあったら何回でも行くでしょうね。無料スペースが広いし、肝心の入場料もそんなに高くないし。

Fusion21

建物も中身も何もかも、これまでの美術館とあまりに違います。これはもう、新たな娯楽施設といってもいいほどです。

昼食のため、館内にあるレストラン「fusion21」に入りまして、絵を描く際に使う「パレット」そっくりの皿にバイキング形式の料理を盛る、文字通りの「パレットランチ」をいただきました。運よく窓際のテーブルに座れたので、人が行き交う公園のような風景も同時に楽しみました。通り過ぎるだけの人たちも、こっちをチラチラと見ています。

ちなみに、このレストランも無料スペースですので、食事だけして帰るのも大いにアリです。

Mino_21これまた変わったレイアウトのショップで、この革命的な美術館を創り上げた蓑豊氏のご著書、『超・美術館革命 金沢21世紀美術館の挑戦(角川書店、2007年5月)を購入し、早速読み始めました。

結論2・・・ この美術館を訪問してからこの本を読むことを、強くオススメします。

その逆は、むしろ楽しめないかも。事前にあまりに知り過ぎると、現場で確認するだけになりかねませんから。実際に観たあとで、これで復習するというのがいいかと。「なるほど」感が違います。逆に、「あれ?そんなんあったっけ?」と反省することも。

・・・あまりに面白い本なので、帰りの飛行機の中で早くも読み終わりましたw

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2009年2月 8日 (日)

記念誌@甲子園

Imgp6812 昨夏、私の実家近くの新潟県央工業高校が、三条市内初の甲子園大会出場を果たしました。

あくまで実家の近所、というよりは、私がよく泳いでいた三条市民プールの隣の高校でありまして、私の母校ではありません。それも近いですが。

昨日出張から帰ってきたら、「新潟県央工高野球部を甲子園に送る会」から、写真集&新聞記事&応援メッセージ集が届いていました。厳密には、再配達してもらったのですが。宅急便のニーちゃんが勢いで、「甲子園に出場したのですか!?」と食いついてきましたが、「オレでもないし、オレの高校でもない」と一蹴。うまいご挨拶なんだろうけど、よく見ているなぁヒトの荷物を。

Imgp6813_2 けっこう美しい出来映えです。それ以前に、こんな立派な記録集が出来るとは思いもしませんでした。この作品のタイトルは、「県央魂 甲子園へ」。全64ページ。非売品。

奥付にはこのタイトルが書いてありますが、表紙には「08.07.23 あの時、僕らの夢がかなった。」とありますし、中の1ページ目には、「「おめでとう」より「ありがとう」。 市民に与えた、勇気と感動-」とあります。

新聞記事は「三條新聞」と「新潟日報」からですが、実家で両方とっていて、しかも8月始めに帰省したときにどちらもバックナンバー?を読んでいました。でも、あらためて読むと、当時の異様な熱気を感じますね。甲子園での試合も、実家のテレビで観ていました。惜しくも、終盤に力尽きましたけど。

Imgp6814

・・・ちょびっとお金を振り込んだ私の名前も、僭越ながら載っています。通信欄に何気なく書いたことがそのまま。しかも、兵庫県より西の投稿者?は私だけ、という異彩っぷり。

・・・「隣の屋外プールで泳いで、たらだやのパンを食ったり、近くの駄菓子屋でカップスターを食ったりしただけですが」と書いても、載せてくれたのかなw

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2009年2月 4日 (水)

気になった本6

ただいま、博多駅筑紫口のスタバで時間調整中。早く着すぎました、相変わらず。

Kakunin この時間を使って、最近発刊された環境法の用語集をご紹介します。

←黒川哲志ほか編『確認環境法用語230』成文堂、2009年1月。

編者の一人が同僚(法学部)という因縁もあり、私も8項目ほど書いています。用語ごとに執筆者が記されていますので、すぐわかるはずです。

ワンコインでお釣りがくるほどの異様な安さですが、一応しっかりしています。しているはず。たぶん。

・・・コモンズ(の悲劇)が、「コンモンズ」になっていますが・・・

※原稿の執筆例でこうなっていたまま、完成品になりました。誰も指摘しなかったようで・・・

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2009年1月30日 (金)

無駄時間@FIT

こん○○は。いま、福岡工業大学(FIT)のレストランでコーヒー啜っています。雨模様です。

3時からここで、この組織の会議です。1時間前に最寄の駅に着いたので、時間をつぶすのに必死です。

ここのレストラン(と書いてあるけど、食堂といっても問題なさげぉ)はみんな声が出ていて、なかなかいい雰囲気ですね。コーヒーを注文するためにカウンターの方に歩いていったら、一斉に「ありがとうございました~」と帰り客扱いされましたがw

ブレンドコーヒー200円。前払い。

先ほど、レストランの向かいにある書店に入りました。マンガの単行本がけっこう並んでいますねぇ。ヒモが縛ってある雑誌も何冊か。レジの横にもマンガ雑誌が。

やっぱり理系大学の本の品揃えは全然違いますねぇ、もちろん、マンガじゃなくて専門書の話。ここは出版社別に並んでいますけど、これってわかりやすいんですかね。

・・・さて、これで何分時間を使ったかな?w

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2009年1月20日 (火)

聞き手@取材

Barkley 本日、本学の学長へのインタビューを、私が執り行いました。大学生協理事長として。

※画像は公式サイト・学長メッセージより。ご覧の通り、かなりの男前です。

私にとってインタビュアー=聞き手の役は初めてなので、ガラにもなく?不安でしたが、思ったよりもうまくいきました。あとで話していただこうとすることをどんどん前倒しでお話しくださったので、仕切る必要がないくらいでした。

むしろ私が調子に乗って、アドリブで誘導尋問をいくつか仕掛けたり、学長に代わって大学の事情説明をしたりで、本来聞き手なのにいつの間にか話し手になっている時間帯もありますw

Campus_life 今回の成果は、全国大学生協連が発行している季刊広報誌「Campus Life」の巻頭インタビュー記事(3ページ、カラー)となります。

学長と私が会談している写真も掲載されます。今朝は私、珍しく寝癖がつかなかったので、少しは見られるショットになっているかと思いますw

ご期待ください。

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2009年1月 8日 (木)

ライス>カレー

↓ヘンな画像を拾ったので、これを肴に。くれぐれも、うちの食卓ではないです。誤解無きようw

Rice_than_curry

これほどの大差だと、間違いなく「ライスカレー」だと思うのですが。

カレーライスとライスカレーはどう違うのか、誰でも一度は悩んだことがあるかと思います。

・・・ちがうか!(流行フレーズw  キャビンアテンダント~♪

脳みそお留守の検索でひっかかった、

S&B総研の「Q. ライスカレーと、カレーライスとどちらの言い方が正しいのですか?」

exciteコネタの「昔なつかしい! ライスカレーを食べてみた」

などを読むと、カレーとごはんの比率は問題じゃないようですね。

Kensaku_baka ちなみに、先日楽しく読んだ藤原智美著『検索バカ』(朝日新聞出版、2008年10月)は、軽快なタッチながらも、なかなか濃い内容の本です。

タイトルがおっと思わせますが(私の胸にもグサッときましたがw)、タイトルに関連する話はあくまできっかけであって、そこから社会全般で見られるさまざまな問題に斬り込んでいきます。

あまりにも話題が広がっていくので、最後はどう折り合いをつけるのか不安?に思いましたが、そこはプロ、うまいことまとめられています。

この著者のコラム、というよりはボヤキを以前、西日本新聞の書評ページの中で見ました。あきらかに本を読んでいないヤツが誹謗中傷のメールを送ってきて(この本かどうかは不明)、自分は男なのに団塊世代の「女性」と決めつけられ閉口、云々。たしかに裏表紙の写真を見る限り、間違いなく男性です。中井貴一さん似の。

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2009年1月 5日 (月)

3年ゼミレポ

演習Ⅰ(3年ゼミ)の後期末課題(レポート)の要領を、↓に貼っておきます。

※pdf版は、ここに置きました。今週のゼミでも配付します。

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演習Ⅰ(12) 後期末課題

 本演習の受講者は、下記の要領に従って、レポートを作成し提出すること。

1.課 題
 研究テーマを自分で設定した上で、その現状と制度を明らかにし、自分の言葉で問題点と展望を論ぜよ。ただし、文中でのデータあるいは資料の引用は、できるだけ効果的に行うこと。なお、参考とする(=読むべき)文献は10点以上とする。
2.規 定
・ワープロ(ソフト)により、A4横書きで作成すること。必ずページ番号を打つこと。書式は常識の範囲内で自由。
・本文の前に表紙を付け、タイトル、在学番号、氏名を明記すること。
・本文は6,000字以上であること。ただし図表は、その大小に関わらず100字換算とする。
・参考にした文献と資料(新聞記事・HP等)の情報を、文末に明記すること。
◎ゼミで発表した研究テーマが望ましいが、その後興味が変わったならば、その限りではない。また、卒論として予定しているテーマを試論するのもよい。文献を多めに読み込み内容を整理した上で、持論を積極的に書き進めることが、今回の課題の重点である。
3.提出期限
 2009年1月22日(木)午後5時までに、教務課に設置のボックスに提出すること。

以 上

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教務課の混雑を避けるため、提出期限を若干早めました(金曜日〆切が圧倒的多数で、ボックスが足りないとのこと)。ご了承ください。

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2008年12月26日 (金)

09テキスト&参考書(2)

年内の本格的な仕事は今日まで、という人が多いのですかね。今週は飛び飛びで仕事日だったので(昨日はキリスト降誕祭で大学は休み)、あっという間に終業です。

大学院の講義のシラバスも、先ほどなんとか書きあげて提出しました。締切は来月半ばですが、できることから片付けていかないと、やることが止めどなく積もっていきます。

さて、先日の(1)の続きを。今回は大講義の分です。とはいえ、臨時開講の「環境経済学」は選択必修科目ではないので、受講者は少ないでしょうが。

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◎環境政策 …前期完結、3年次以上

Uchikawa_ondanka

テキスト:

打川和男・内藤高志著『最新 温暖化対策の基本と仕組みがよ~くわかる本』(秀和システム、2008年)

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参考書:【名字の五十音順】

緒方・須賀・三浦編『公共経済学』(勁草書房、2006年)/倉阪秀史著『環境政策論〔第2版〕』(信山社、2008年)/時政・薮田・今泉・有吉編『環境と資源の経済学』(勁草書房、2007年)/日本スマートエナジー著『最新 排出権取引の基本と仕組みがよ~くわかる本』(秀和システム、2008年)/松下和夫著『環境政策学のすすめ』(丸善、2007年)/三橋規宏著『環境経済入門〔第3版〕』(日経文庫、2007年)/三菱総合研究所編『排出量取引入門』(日経文庫、2008年)/A・ゴア著(枝廣淳子訳)『不都合な真実』(ランダムハウス講談社、2007年)など。

Ogata_koukyou Kurasaka_seisaku

Tokimasa_env

Smarte_et

Matsushita_susume

Mitsuhashi_enveco

Mitsubishi_et

Gore_futugo

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◎環境経済学 …後期完結、2年次以上

Kobayashi_nyumon

テキスト:

小林弘明・廣政幸生・岩本博幸著『環境資源経済学入門』(泉文堂、2007年)

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参考書:【名字の五十音順・abc順】

加藤久和著『人口経済学』(日経文庫、2007年)/加藤尚武編『環境と倫理〔新版〕』(有斐閣アルマ、2005年)/細田・横山著『環境経済学』(有斐閣アルマ、2007年)/松下和夫著『環境政策学のすすめ』(丸善、2007年)/三橋規宏著『環境経済入門〔第3版〕』(日経文庫、2007年)/H・デイリー著(新田・藏本・大森訳)『持続可能な発展の経済学』(みすず書房、2005年)/G・ヒール著(細田・大沼・赤尾訳)『はじめての環境経済学』(東洋経済新報社、2005年)/ターナー・ピアス・ベイトマン著(大沼あゆみ訳)『環境経済学入門』(東洋経済新報社、2001年)など。

Katou_jinkou

Katou_rinri

Hosoda_kankyou

Matsushita_susume_2 Mitsuhashi_enveco_2

Daly_sd

Heal_hajimete

Turner_nyumon

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2008年12月24日 (水)

09テキスト&参考書(1)

やっと来年度のシラバスの入稿が完了しました。なんとか年内に終わって一安心。

その記念?に、担当講義(6コマ)で使うテキストと参考書を、ここで一挙公開します。といいつつも、量が多いので何回かに分けて。w

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◎演習Ⅰ(12) ・・・3年ゼミ

Matsufuji_gomi

Mitsubishi_et

テキスト:

松藤敏彦著『ごみ問題の総合的理解のために』(技報堂出版、2007年)/三菱総合研究所編『排出量取引入門』(日経文庫、2008年)

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参考書:【名字の五十音順】

小島道一編『アジアにおけるリサイクル』(アジア経済研究所、2008年)/高尾克樹著『キャップ・アンド・トレード』(有斐閣、2008年)/田中勝編著『循環型社会評価手法の基礎知識』(技報堂出版、2007年)/細田衛士著『資源循環型社会』(慶應義塾大学出版会、2008年)/諸富・鮎川編著『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、2007年)/三橋規宏著『環境経済入門〔第3版〕』(日経文庫、2007年)/山谷修作著『ごみ有料化』(丸善、2007年)/R・ポーター著(石川・竹内訳)『入門 廃棄物の経済学』(東洋経済新報社、2005年)など。

Kojima_asia Takao_ct

Tanaka_junkan

Hosoda_junkan

Morotomi_et

Mitsuhashi_enveco

Yamaya_gomi

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◎演習Ⅱ(12) ・・・4年ゼミ

Morotomi_envecon テキスト:

諸富徹・浅野耕太・森晶寿著『環境経済学講義:持続可能な発展をめざして』(有斐閣、2008年)

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参考書:【名字の五十音順・abc順】

倉阪秀史著『環境政策論〔第2版〕』(信山社、2008年)/栗山・庄子編著『環境と観光の経済評価』(勁草書房、2005年)/小出秀雄著『資源循環経済と外部性の内部化』(勁草書房、2008年)/時政・薮田・今泉・有吉編『環境と資源の経済学』(勁草書房、2007年)/除本理史著『環境被害の責任と費用負担』(有斐閣、2007年)/B・フィールド著(秋田・猪瀬・藤井訳)『環境経済学入門』(日本評論社、2002年)/メドウズ・メドウズ・ランダース著(枝廣淳子訳)『成長の限界 人類の選択』(ダイヤモンド社、2005年)/ワケナゲル・リース著(和田監訳・池田訳)『エコロジカル・フットプリント』(合同出版、2004年)など。

Kurasaka_seisaku

Kuriyama_hyokaKoide_junkan Tokimasa_env 

Yokemoto_futan

Barry_env

Seichougenkai Ecofootprint

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2008年12月22日 (月)

寒&忙

Game_ball わずかな調整時間を縫っての日記。福岡市内は寒いし忙しいですねぇ・・・

先ほどようやく、来年度のシラバス(講義要項)が(ほぼ)完成しました。今回からトータル30コマの授業内容(テーマ)をいちいち書かなければならないので、だいぶ時間がかかりました。

でも、その分いいものができたと思います。絵に描いたいいモチが。

各科目のメインテキストはすでにここで公表したので、後日参考書(=各科目で8点用意)を列挙しましょう。その前に、学生に参考書を読ませるしくみを考えないと・・・

さて、これからこの会議に出るため、市内の外れに向かいます。厚い資料を担いで。そのあと懇親会があるので、夜帰宅です。

それより、明日の3年ゼミの忘年会はどこで何時から?

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2008年12月18日 (木)

孫引き考(3)

本日の3年ゼミと4年ゼミで、孫引き考の(1)(2)の要点を説明しました。そのレジュメは↓です。

「081218_mago.pdf」をダウンロード

(追記12/19:①の引用部分を訂正しました。最もやってはいけないミスを・・・w;)

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Saitou_nishioka_gihou さて、例の「孫引き」については、最近購入した斉藤孝・西岡達裕著『学術論文の技法(新訂版、日本エディタースクール出版部、2005年)の115~116頁にも記述があります。短くて実用的とはいえませんが、「原典尊重主義」というシンプルな考え方がツボを突いています。

この本を買う価値があると判断したのは、幾多の「マニュアル本」に特有の、技術の羅列に終始するのではなく、そもそも(学術)論文とは何なのか、何のために書くのか、という根源から、丁寧にわかりやすく説明しているからです。

ですので、孫引きの話題はあくまでその一部であって、全般的に「読みどころ」が多いです。序章から早速「コピペ」の話をしているところが、特に好感をもちました。教育現場で起こっていることをよく理解されています。

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2008年12月15日 (月)

孫引き考(2)

これで珍しく連載となりましたw  ※「孫引き考(1)」はこちら

金曜日に本学の図書館に潜って、今秋事務方が作成した「今日から始めるレポート・卒論対策」を見ながら、貸し出されていない関連書を19冊手にしました。その周辺の本や、その場で検索して見つけた本を含めると、30冊くらいは眺めたことになるでしょうか。

しかし、私がこれだけ利用できるということは、学生(や教員)に読まれていないということですが・・・

まずは目次や索引で「孫引き」あるいは「間接引用」を探したのですが、ないのが当たり前で、むしろ見つかる方が珍しいです。

結局、私が手にした文献の中で、孫引きについて明白に言及している文献は数点のみでした。しかも、図表の孫引きについて書かれているのは下記①のみですが、孫引き自体には否定的です。

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①井手翕・藤田節子著『レポート作成法:インターネット時代の情報の探し方』日外アソシエーツ、2003年。

引用した図表が、その文献の著者のオリジナルでなく、別の資料から引用したものである場合は、必ずその原典を探して、その図表を引用する。出典も原典の書誌事項を記入する。孫引き(引用の引用)をすると、間違いが起こる可能性がある。

《「図表の引用のしかた」107-108頁より引用》

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一般的な方法としては、②と③に注目です。まぁ、③は②を参考にしているのですが。

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②宮田昇著『学術論文のための著作権Q&A:著作権法に則った「論文作法」』(新訂1版)東海大学出版会、2005年。(08年に新訂2版)

(その場合は、)引用の箇所の直後に一次文献の出所明示をし、そこに注の表記をしておきます。そして文節の後か章節の後の注に、二次文献を明記するというのが、望ましいのではないでしょうか。(以下略)

《「Q1-1 孫引き引用の出所明示」10頁より引用》

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③北村行夫・雪丸真吾編『Q&A 引用・転載の実務と著作権法』中央経済社、2005年。

Q 孫引き引用の出所明示の方法を教えて下さい。

A 孫引き引用した部分の直後に原本・原典の出所を明示し、その部分を含む節や章の末尾に一次引用した著作物の出所を明示します。(以下略)

《79頁より引用》

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図書レベルではこれくらいしか書かれていない一方、レポートや卒論における文章・図表の孫引き&無断転載は続々と増えています。無責任なコピペを諌めるには、やらざるをえない場合の具体的なやり方を示さないと効果がないように思います。ルールを守らないヒトにはルールを叩き込む。それでも守らないならば、ルール通り退場。

むしろ、インターネット上に浮遊するマニュアルの方がよく書かれているようです。それについては次回。

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2008年12月12日 (金)

孫引き考(1)

「論文で使いたい図表のオリジナルが見当たらないんですけど・・・」「どうしても見つからない場合は、どう表記したらいいんですか?」

という相談を昨日、ゼミ生のM永君から受けました。

よくある技術的な悩みですが、悩むだけ相当マシです。最近、元データの出所を示さない「根無し草コピペ」が溢れかえってますから。

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これは、いわゆる孫引きの問題です。くだけた言い方をすれば、「あるところに載っている図表が、もとは違うところにあった図表であり、自分がさらに引用する」という行為を指します。

基本的に、孫引きはやってはいけない行為の代表格です。

例えば、私が日本環境研究所編『環境データ大行進♪』(2008年)という本を見ていて、その40ページに掲載されている「電子辞書のリサイクル率の推移」(出所:電子辞書愛好会編「L・O・V・E★電子辞書」2006年)という図を自分の論文で引用したい、としましょう。

本来は、電子辞書愛好会の元データ、すなわち原典(原本、一次資料ともいう)を入手し、それを出所として明記しなければなりません。しかし、「L・O・V・E★電子辞書」がどうしても見当たらない、ということがありえます(そんな愛好会があるのか?という疑念を含めて)

あらゆる検索で探したけど、紙媒体でもネット上でもないようだ・・・ 本なのか資料なのかもわからない・・・ でも、この図は使いたい・・・

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どうしても孫引きをせざるをえないならば、原典(一次資料)と二次資料の情報をそれぞれ明記します。ここでは具体的に、原典=「L・O・V・E★電子辞書」、二次資料=『環境データ大行進♪』です。

↓は、表記の例です。

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図X 電子辞書のリサイクル率の推移 

             図がここに。

原典:電子辞書愛好会編「L・O・V・E★電子辞書」2006年

出所:日本環境研究所編『環境データ大行進♪』2008年、40頁

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※「原典」は、「原出所」、「原資料」などの表現も可。

短い時間ですが、私が図書館で「論文の書き方」的文献をあれこれめくったり、ネット上の情報やマニュアルをいろいろ眺めたりした結果、総合的に考えて、このやり方で必要十分だと思います。

もちろん、孫引きをしないのが大原則です。

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続 く ・・・ ことがめったにない、この手の連載w>

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2008年11月29日 (土)

コピペ病

Copipe コピー&ペースト研究会編『(禁)盗作コピペ病(茜新社、2008年9月)は、最近読んだ本の中でも特に気に入りました。

たまたま小倉の書店内をぶらぶらしていたら目に入り、パラパラ眺めると面白そうだったので、そのままレジに持って行きました。

2ちゃんねるを通して知っているパクリ事例も多かったので、思ったより早く読み終わりました。オリジナルとパクリの文章(抜粋)、絵、写真が丁寧に並べてあるので、どこがそっくりかが一目瞭然です。

音楽→マンガ→ドラマ・映画→文壇→マスコミ・政治家、という構成もいいですね。とっつきやすい分野から入っているので、徐々に難しい話になっていっても、「次は何が書かれているのか」というお楽しみ感が続くので、意欲的に読み進めることができます。

この本でもう一つ気に入ったところは、"Copy & paste index"という指標を使って、それぞれの事例のコピペのひどさを百分率で示している点です。その根拠である?短いコメントも付されていて、「えぇ、これはもっと%高いだろ」などツッコミたくなる評価もあり、楽しめました。

学生にレポートを書かせる前に、これを読ませると効果的かも。

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2008年11月28日 (金)

081128_遵守&α

Imgp5212 本日は、京都議定書の遵守制度についてテキスト&ネット(温室効果ガスインベントリオフィス気候変動枠組み条約事務局)を使って説明し、後半は市場の失敗→外部性の話をしました。

配付資料は、最近のニュース2件@日本経済新聞と、外部性に関する図(第1弾)でした。

※写真は、韓国・仁川のとあるサッカー場。実はこの下、深く広く廃棄物。処分場の跡地利用です。

Koukyou_keizaigaku 今後説明を続けるミクロ経済学のトピックについては、緒方・須賀・三浦編『公共経済学(勁草書房、2006年4月)の第10章(=私が書いている「環境政策」)をベースにしています。

講義と並行して読んでください。

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2008年11月27日 (木)

2009年度テキスト

Imgp6573 来年度の講義で使用するテキスト(教科書)を、ようやく決めました。

「ようやく」というのは誤用ではなくて、そろそろ来年度のシラバス(講義要綱)の原稿を書く時期だからです。年内〆切でしたかね。

※写真は、英彦山のスロープカー。乗換駅である花(フルール)駅に到着寸前。

以下、備忘録を兼ねて一挙公開します。週の中で早い順に並べてあります。

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①環境政策(前期火1・金1:3年次)

 打川和男・内藤高志『最新 温暖化対策の基本と仕組みがよ~くわかる本』秀和システム、2008年9月。

②環境経済学(後期火1・金1:2年次)

 小林弘明・廣政幸生・岩本博幸『環境資源経済学入門』泉文堂、2007年4月。

③基礎演習Ⅱ(通年火3:2年次)

 田村秀『データの罠 世論はこうしてつくられる』集英社新書、2006年9月。

 谷岡一郎『「社会調査」のウソ:リサーチ・リテラシーのすすめ』文春新書、2000年6月。

④基礎演習Ⅰ(通年水2:1年次)

 吉本佳生『スタバではグランデを買え!:価格と生活の経済学』ダイヤモンド社、2007年9月。

 坂口孝則『牛丼一杯の儲けは9円:「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学』幻冬舎新書、2008年1月。

⑤演習Ⅰ(通年木2:3年次)

 松藤敏彦『ごみ問題の総合的理解のために』技報堂出版、2007年12月。

 三菱総合研究所編『排出量取引入門』日経文庫、2008年7月。

⑥演習Ⅱ(通年木4:4年次)

 諸富徹・浅野耕太・森晶寿『環境経済学講義:持続可能な発展をめざして』有斐閣、2008年6月。

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ついでに、大学院の分も。

⑦経済学研究科修士課程:経済政策特殊研究Ⅰ(通年水3(希望))

 小出秀雄『資源循環経済と外部性の内部化』勁草書房、2008年11月。

 細田衛士『資源循環型社会:制度設計と政策展望』慶應義塾大学出版会、2008年4月。

※この講義は、「平成20年度戦略的大学連携支援事業」の一つである「国公私立大コンソーシアム・福岡」の単位互換対象科目です。他大学修士課程に1名以上受講者がいる場合、「遠隔講義システム」を使って講義を行います・・・

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2008年11月24日 (月)

白いXXに遭遇

Michelin2009

東京でちょいネタ。

つい先日、話題の『ミシュランガイド東京 2009』が出版されましたが、そのイベントに偶然ニアミスしました。あ、ニアミスっていう概念自体、偶然の意味かな?w

詳細は、↓紀伊國屋書店イベント情報より引用。

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ジャン=リュック・ナレ氏(ミシュランガイド総責任者)サイン会

日時: 11月22日(土) 15:00~

会場: 紀伊國屋書店新宿南店1階

参加方法: ◎紀伊國屋書店新宿南店各階カウンターにて、『ミシュランガイド東京2009』(日本ミシュランタイヤ、税込2,415円、11月21日発売予定)をお買上げの先着120名様に整理券を配布いたします。(お電話でのお申し込みもお受けいたします。当日までに書籍をお買い上げいただき、整理券をお受け取りください)。(以下略)

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Imgp6598 そろそろ渋谷に向かおうかなと思いつつ、午後2時半頃に新宿南店の3Fをぶらぶらしていたとき、店内放送でこのイベントを知りました。

へぇそうですか、今年も儲けますなぁシャッチョさん、って感じで受け流し、JR代々木駅に気分のヴェクトルが向き始めた、その矢先。

「いま3Fのデッキに、ミシュランマンが遊びに来ております」という、とっておきのネタ臭★アナウンスが。いくらグルメな話題に疎い私であっても、ガラス越しに妙ちきりんなキャラが待っているのであれば、話は別です。

Imgp6599 これまたきっと状況を把握していない親子との記念写真・・・ を横から記念写真w

息子さんの、興味がまるでない表情が冴えています。下を湘南ライナーでも走っていたのかも。

タイヤというよりアイスクリーム・・・ いや、白子に近い。その夜、これまた偶然に、宴会で白子が出てきました。ありがとう、白子マン!

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2008年11月17日 (月)

バイ・オレ・ボン

By_ore はい、出来上がりました。画像はセブンアンドワイから拝借。

公式には本日が発売日に設定されているようですが、ようやく本日になって、著者が現物を手にしましたw

先週の後半に事務室に届いたのですが、あいにく大学祭に入ったので、(平日とはいえ)私は出勤していませんでした。1年の中でもあまりないタイミングの悪さでしたね。

ちなみに、現物奥付に記載の発行日は11月20日です。初校でこの日に仮設定されていましたが、実際にその通りになりました。2回の校正は早めにやったつもりですが、どこかで時間調整のような「待ち」があったのでしょうか。

暗色でわりと硬派?な表紙の中、帯の淡いパープルの字がいいアクセントになっています(私はデザインに一切注文を出していません)。私はどんな本でも、帯はすぐに外して折ってしおりにするのですが、これはあった方がいいです。なぜかほっとするからw

なお、アマゾンジャパンの「なか見検索」簡易版でのデータ使用許可を出しますので、いずれこの本の何ページかを「立ち読み」できるようになります。

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2008年11月 4日 (火)

081104_取引(続)

Imgp6315 本日は、前回の排出量取引(キャップ&トレード方式)の続きをお話しました。

前回の配付資料&スライドでEU-ETSを説明するとともに、イギリスの「気候変動プログラム」の一つであるUK-ETS(2002年4月~2006年末)についてもふれました。後者の機能は、EU-ETSに発展的に継承されています。

これで、試験の出題範囲は終了。

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なお、イギリスの制度については、高尾克樹著『キャップ・アンド・トレード(立命館大学 叢書・政策科学 7、有斐閣、2008年1月)の第5章がたいへん参考になります。この書は、それ以外のキャップ&トレード制度(NZのITQ、USAのSO2)についても詳しいです。ただしこれは研究書ですので、気楽には読めません。

※SLの写真は、宇佐八幡宮(大分県USA市)にて。石炭を大量に消費するので、排出枠の獲得が悩ましい問題。

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2008年10月31日 (金)

081031_京メカ&取引

本日は、京都メカニズム(柔軟性措置)を外観したあと、排出量取引(emissions trading)の原理を主に黒板を使って説明しました。

Morotomi_et 今回資料として配付した、EU域内の排出量取引制度(EU-ETS)の概略表は、次回も持ってきてください。出典は、諸富徹・鮎川ゆりか編著『脱炭素社会と排出量取引(日本評論社、2007年10月)の174-175頁です。EU-ETSについては、スライドで説明が足早になってしまった箇所を含めて、次回あらためて説明します。

排出量取引についてもう一冊、講義内で紹介した三菱総合研究所編『排出量取引入門』(日経文庫1181、2008年7月)もオススメです。つい最近のことまで書かれています。

本日はスライドの最後で、中間試験の出題範囲等について、正式に発表しました。「2008環境政策」にスライドのPDFを貼っておきます(来場者は非常に少ないですが、これが唯一の正式な告知方法です)。学内の掲示板には貼りません。「もう一度教えてください」という懇願には答えません。

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2008年10月25日 (土)

気になった本5

来年度担当する講義も決まり、そろそろテキスト(教科書)を何にしようか考える季節です。昨日から、学校の生協や市内の書店をうろつき始めました。自分にとって初めての科目もあるので、あれこれ悩みながら。

来年度はほとんどの科目において、テキストを替えるつもりです。

Gian_minna

私がいつも念頭に置いている、最近出版されたものであること、適度に図表があること、値段が手頃であること、学生が飽きずに読めそうなものであること、そして自分が解説できるものであること・・・ などの条件をクリアするテキストは、そうそう見当たりません。

参考書の場合は購入を強制しませんので、少々高かったり難しかったりしてもかまいませんが、テキストは全員が購入するものなので、厳正に選ばなければなりません。

長年同じテキストを使ってきた「環境政策」も、いよいよ替えるときが来たようです。昨日書店で、先月出たばかりの好著を見つけたので(書名はまだ内緒です)、かなり高い確率でこれに切り替えます。図表が多くわかりやすい一方、内容は広く深いので、使う側のさらなる勉強と力量が問われます。望むところですが。

Heikinchi

また、ある科目では、世の中に溢れるデータをどのように見るべきか、あるいは、ある目的のためにどのようにデータを探してそれを説明すべきか、という実践的なことを勉強するのですが・・・ 書店で見かける本は、退屈なものばかりです。

日経新聞の読み方や経済指標の見方など、たしかに勉強になる本は何冊かありますが、学生の興味を持続させることは難しいかと思います。専門性がありつつも、もう少し身近な数字を取り扱ったものはないものか・・・

そう思いつつ、たまたま『2008 日本人の平均値(藤原郁郎著、アーカイブス出版、2008年1月)という本を見つけました。大きい本と本の間に。パラパラと眺めて、これはイイ、と直感し購入。

さまざまな経済・社会データを紹介するだけでなく、それをきちんと分析して書かれていて、なるほどこういうふうに説明するのかと勉強になります。また、イラストや図が多く、見開きでテーマが完結しているためか、文中に数字が多いわりには読みやすいです。

・・・と、うちで読みつつ、ネットで検索して愕然。今年初めに出たばかりなのに、もう絶版です。アーカイブス出版は倒産していました

うーーん・・・ ある意味、貴重なものを手に入れました。でも、残念ながらテキストとしては利用できません。やっぱり、統計数字を疑ったりデータのウソを見破ったりする新書しかないのかな・・・

と、今日も書店に向かいます。

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2008年10月22日 (水)

紹介が出現

Imgp6497 昨日より、勁草書房さんの「近刊案内」の欄に、拙著の紹介が出現しました。来月中に出版される模様です。

ここのデータでは来月上旬になっていますが、正直私も進行状況を知りません。校了してから1カ月以上経っているので、作業はかなり進んでいるとは思いますが・・・

近刊案内の紹介文は、どうやら序章の一部をピックアップして作ったようですが、最後の文はもともと13行の文章を圧縮したもので、わかりにくいですね。本質と関係ないから別にいいですけど。

なお、くれぐれも1ページ当たりの単価を計算しないようにお願いしますw

※写真は、1カ月ほど前のaya-maro。シャツのダボつきとムスッとした表情がおっちゃんっぽい。

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2008年10月15日 (水)

081014_国別排出

またもや事後報告。昨日の講義では、地域別・国別の温室効果ガスの排出状況を説明しました。ついでに、京都議定書の「附属書B国」(=排出削減義務を負っている国&EU)とはどこなのかもお話しました。

Oecd_gas

配付資料は、"OECD Environmental Data 2007"(どこからでもアクセスできるかどうか?)のある表をもとに作ったグラフと、環境・循環型社会白書の某頁のグラフでした。

OECDのデータのグラフは、↑画像のような感じです。ExcelのグラフをPrintScreen→いったんPowerPointのスライドに貼り付け→図として保存→画像を見るソフトでトリミング&縮小、といった手間をかけた末、見事にぼやけています。もっと手短な方法はないものか・・・

Fb2_1_2_01 ちなみに、ネット上での白書の画像は、もともとぼやけています(そのくせに大きい)。みなさんのPCの問題ではありません。ご安心ください。?

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余談ですが、MSの次のOSは、「ウィンドウズ7」ということです。もう何だっていいです。7でも77でも777でも、7^7^7=2.57*10^41でも。メインでXPを使い続けることができれば。

でも、数日前にXPにInternet Explorer 7を載せてから、PCがめっきりおかしくなりました。なかなか閉じないし、なかなか開かない。開いても、画面がおかしくなっているので再起動。タブの切り替えが重たいのは我慢するとして、本体の崩壊だけは勘弁して。

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2008年10月13日 (月)

写真でひとこと

連休なので、珍しく?、本職とは関係ない本を読む時間に恵まれています。たった今、草森紳一著『不許可写真(文春新書、2008年8月)を読了しました。

Kusamori_fukyoka 先日、大阪大学での学会から帰る際に、大阪伊丹空港でけっこう時間があったので、そこの書店に入って何となく買いました。パラパラとめくってみて、気軽に読むにはうってつけの内容&量だな、という判断で。

で、空港にたくさんある椅子の一つに座って、その場で半分くらいは読みました。おまえずいぶんヒマだったんだなぁ・・・ と言われても、実際そうだったのですがw

Fukyoka1

上リンク先でボロクソにコメントされていますが、正直、真剣に読む類の本ではないでしょう。

そもそも「この写真を見てひとこと」をテーマにした雑駁な独り言、受けるかどうかを気にしない大喜利なんだから、そんなに熱くならなくても、と思いますが。毎日新聞の同名写真集()のおまけですし。

著者の歴史誤認や思い込みも所々に散りばめられていますが、それはそれでスパイシーで楽しめます。むしろ、そういう「おっとっと」がないとつまらないですよ。あぁ、ここはつっこんでほしいところなんだな、と、こっちもウキウキウォッチングー。

掲載されている写真が多いので、実質の文章量はたいしたことないです。著者の鋭い分析力と逞しき妄想に驚嘆&苦笑しながら、この本は楽しみましょう。ちと高いですが。

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2008年9月18日 (木)

080919_導入&本編

明日の講義では、ガイダンスを行った後で、本編にちょっと入ります。PCのスライドを使った、参考書等の紹介も行います。

スライドのPDFを、ここの左上にリンクしてある「2008環境政策」に置いておきます。

なお、本日より、カテゴリーを「◆環境政策講義メモ◆」と改めました。ご了承ください。

・・・名前だけちょっと変えるつもりが、間違えてこれまでのカテゴリーそのものを消してしまい、このように新設同然となりましたw

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2008年7月30日 (水)

気になった本5

先ほど、ふと現物を見かけて、そのまま買いました。

Kieru_nokoru 諸星裕著、『消える大学 残る大学:全入時代の生き残り戦略』、集英社、2008年7月。

少し読み始めたところですが、だいたいの展開と落とし所がわかりました。拙速だったかな・・・

はりきって読むとすぐ終わってしまうので、チョビチョビ時間を作って読もうと思います。

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↓この本の冒頭部分が「試し読み」できます。

 大学改革はなぜ必要か
 まず自己紹介を兼ねて、本書のテーマ、趣旨をお話しておきましょう。
 私は一九七〇年に渡米して大学院に入学、途中カナダでの役人生活を経てアメリカの大学院に戻り、七六年末に大学院博士課程を修了。翌七七年から、ミネソタ州立大学機構の大学であるセント・クラウド州立大学で新米の助教授として第一歩を踏み出しました。
 八六年に教授になり、八七年には学部長代行、八九年から九四年までミネソタ州立大学機構秋田校の学長を務めました。九八年に桜美林大学大学院教授、翌年には教学担当副学長に就任し、同大学の改革を手がけた、主として教学部門における大学の行政管理のプロフェッショナルです。
 このように、日米を通して三十数年を大学人として過ごしてきましたが、その中で、九五年から九七年までは国際交渉を主たる生業とし、プロの国際交渉人として、七回のオリンピックや、二〇〇二年のワールドカップ日韓大会開催にもかかわってきました。その後桜美林大学から招聘を受け、今日に至っています。
 さて、それではなぜこのようなテーマの本書を著すことになったのか、経緯を説明しておきましょう。(以下略)

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・・・なんだかなぁ・・・ 本の略歴に大部分書いてあることを、あらためてこんな鼻に付く書き方しなくてもねぇ・・・ というのが私の感想です。「国際交渉人」なる職業にプロやアマがあるのかな。

Morohoshi_yutaka ←その諸星裕氏のお写真です。テレビで拝見する方ですよね。個人的には、「とくダネ!」で見かけた覚えしかありませんが。

しかし・・・ 平日に生放送の番組に出演している大学教員ってのは、実は公然の職務放棄&給料二重取りなんじゃないですかね?

もしかして、給与の計算根拠に関する私の理解不足かもしれませんが、大学の研究室にいようと生放送に出ていようと、実質的に同じ額の給料が大学から支払われているわけです。広告塔として大学当局は、見て見ぬふりをしているのでしょうか。

うちの学校にも、金曜夕方のローカル番組に出演していた著名なセンセーがいらっしゃいます。今はもう出ていないようですが。たまたま休みでうちでテレビを観ていて、いたく感心しました。よく公然と副収入を稼げるもんだなぁ、と。

あるいは、「副収入の曜日が決まっているので、(本務校の)講義はこの日とこの日とこの日しかできません」というセンセーもいます。でも、週3日ならまだいいほうです。なんと長年、週2日しか講義をしないセンセーもいます。ビバ★over60。常識がないまま歳を重ねて、学生に偉そうなことをいふ、とても幸せな方々。

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2008年7月18日 (金)

磨体不離努饅

念願叶う、ですね。

▼米ヘビメタ元ギタリストがJポップ界進出

 米伝説的ヘビーメタルバンド「メガデス」の元ギタリスト、マーティ・フリードマン(45)が日本人とロックデュオを結成した。ユニット名は「ラヴフィクサー」で、8月27日にシングル「夜光」でデビューする。マーティは日本在住で、J―POP評論家としても活躍。日本で出したCDは「洋楽扱い」されてきたが、今作が待望の「邦楽扱い」となる。

Marty_suzuki_2  日米デュオには「Def Tech」がいたがロックデュオは初めて。「孤高のロックボーカリスト」の異名を取り、音楽プロデューサーとしても活躍する鈴木慎一郎(33)をパートナーに迎えた。バンドではなくデュオにこだわった理由についてマーティは「日米、半分半分だから和洋折衷になる」と説明。激しいギターさばきを披露している「夜光」は映画「トワイライトシンドローム デッドクルーズ」(来月公開)の主題歌に起用された。

 00年に「メガデス」を電撃脱退し、B’zや浜崎あゆみ(29)、八代亜紀(57)らの音楽にひかれ、日本の音楽を研究しようと03年に日本に移住。以降、J―POP評論家として06年から「日経エンタテインメント!」で連載コラム「J―POPメタル斬り」を執筆している。NHK「英語でしゃべらナイト」などでも日本の音楽の素晴らしさを流ちょうな日本語で伝えてきた。(以下略)

  サンスポ7/18より、写真も》

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Megadeth_rust MEGADETHの"Rust In Peace"で存分に聴けるマーティ氏のスーパーギターですが、私は特に4曲目の"Five Magics"と、7曲目の"Tornado Of Souls"がお気に入りです。

折しも昨日、「トルネード」野茂英雄投手が引退を表明しましたが、"Tornado~"は唄がかっこいいだけでなく、リズムパターンが多彩、最後の長いギターソロもバックとのシンクロが気持ちよく、本当に最高のナンバーです。

ついでに"Five Magics"は、サビで突然唄が「脱力」(&転調)する一方、リズムは複雑となる対比が素敵。やる気があるのかないのか、どっちなんだよって。ここの部分を聴きたいがために、初めからドキドキしながら聴きますw

Marty_jpop

さて、マーティ氏は最近、自らの日本語で著書を出版されました。

ベッタベタな表紙の『い~じゃん! J-POP -だから僕は日本にやって来た-(日経BP社、2008年4月)では、マーティ氏の興味深い半生、特に、なぜ大成功していたMEGADETHを辞めてJ-POPにのめり込んだかが明らかにされています。

あまりに日本の音楽を、そして日本を愛しすぎてしまったアメリカ人。単に夢を見るだけでなく、決断と努力で夢を叶えてしまうところが、彼がまさしく天才である所以です。

J-POP極私的TOP40やJ-POP「メタル斬り!」も面白く読みましたが(松浦亜弥さんの曲へのあまりに高い評価に、私も大いに賛同w)、前半の「僕がJ-POPに目覚め、日本にやって来るまで」を読むだけでも、「買い」です。実際、私は博多の書店でここを何ページか立ち読みし、あまりに感動してしまい、それを持ったままレジに向かいましたw

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2008年7月16日 (水)

非常用?漢字

オレオレ詐欺じゃなくて俺々詐欺、でいいのか・・・

▼「俺」も入り2128字 新常用漢字表の骨格固まる

 社会生活でよく使われる漢字の目安「常用漢字表」の改定作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は十五日、百八十八字を常用漢字に加え、現行の常用漢字から五字を外すとする暫定案を了承した。六月に公表した二次案通りの内容で、来年二月にまとめる予定の最終試案に向け、骨格が固まった。

 委員の間で意見が分かれていた「俺」は「広く使われている実態がある」として盛り込まれた。合計漢字数は現行の千九百四十五字に対し、暫定案では二千百二十八字に増える。(略)

 小委はこれまで、新聞や出版物から漢字出現頻度を分析し、上位の漢字を中心に検討。常用漢字になかった都道府県名に使われる「茨」「岡」など十一字を「特に公共性が高い」と追加。韓国の「韓」、近畿の「畿」も同様の判断で入れた。(以下略)

  中国新聞7/16より、↓の画像も》

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もとい、オレオレ詐欺じゃなくて振り込め詐欺、というのがナウい言い方でしたね・・・

Shin_kanji うーん、こうやって見ると、普段よく使う漢字が結構ありますよね。なんで今まで表になかったんだろう。あらためて、選定基準が私のような凡人には理解できません。。

一行目だけ見ても、

井、あんた?、様、田、今良、神、国、彦山、珂川

・・・すべてすんなり使っていますが?

一方、最終行にある捗(チョク)は、進捗(状況)という熟語くらいでしか使いませんよねぇ。漢和辞典を見ると、「はかど」る(=捗る)という読みもあるようですが、これはネプリーグの最終問題にでも。

実は私、シンチョクの読み方、大学院生の自治寮に居た頃の会議で初めて知りました。あぁ、シンポ状況じゃないんだ、って開眼w

Atsuji_namae さて、漢字の話題に関連して。出版直後に買って読んで、詳細は覚えてないのですが・・・

たしか阿辻哲次著『「名前」の漢字学―日本人の“名付けの由来”をひも解く(青春新書、2005年9月)に、当用漢字→常用漢字の歴史、人名用漢字の選定をめぐるスッタモンダの「内幕」が解説されています。

各章の文量のバランスが異様に偏っていた記憶のある本ですが、やはり人名用漢字の話は面白かったです。正当で客観的な選ばれ方がされているように見えて、実は委員それぞれのヘンな思い入れで議論がよく紛糾するとのこと。どぉ考えてもそれは入れてはマズいだろぉ、という類の字が入るとか。

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2008年7月 7日 (月)

気になった本4

久々にこのコーナーをば。

Katayama_commons 本日私の手元に届いた本の中に、片山博文著『自由市場とコモンズ -環境財政論序説-』(時潮社、2008年5月)があります。

基本的に文字ばかりで、随所に(主流の経済学とは無縁の)独特の言葉遣いが見られますが、理解を助けるためのオリジナルの図表も少々あり、気合いを入れて読み進めればなんとか理解できそうです。論文の構成&流れはうまくできていると思います。 ・・・って、中身を理解していない段階で偉そうにw

実は片山さんは、私の大学院時代の先輩です。私が修士課程に「入院」したとき、片山さんは博士課程に上がられたばかりでした。といっても、2歳差ではなくて、もっと離れています。でも、具体的な差はわかりませんでした。今この本の著者略歴を見て、やっとわかりましたw

もともと某帝国大学で長年、ロシア(文学?)の研究をされていましたが、三多摩の大学院でロシアの環境問題の分析に焦点を変えて、その後何を思ったか、某市の市議会議員選に出馬しあえなく落選。。

で、その後何をされているのかと思ったら、いつの間にかO大学の常勤教員に赴任。で、最近何をされているのかと思ったら、いつの間にか単著を出版。しかも、カバーの奇麗な写真は、自分ではなく元同僚が撮ったものを拝借。

・・・すべての過程が謎めいている片山さんを、皆さまどうぞよろしく(ぉ

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2008年7月 2日 (水)

新聞に似たチラシ

妙に忙しくなりつつ。環境経済学者が環境法学の用語解説かぁ・・・

さて、例の朝日新聞・夕刊コラムでの「鳩山法相=死に神」呼ばわりの話ですが・・・ 全国犯罪被害者の会が抗議しただけでなく、それに対するアサヒの回答にも満足していないとのこと。

Asahi_yamagiwa

私は前々から、アサヒナントカは新聞ではなくアジビラか趣味的チラシだ、という認識をもっています。こういう件であまり追及してもねぇ・・・ 性根が腐っているから無駄だと思います。もはや救いがたい、という表現がピッタリ。

山際澄夫著『これでも朝日新聞を読みますか?(ワック、2007年12月)は最近のオススメです。もはや伝統芸と化したアカヒ定番の反日&妄想ネタが、お腹いっぱい堪能できます。

トンデモ記事を海外に発信し続けていた毎日「反日」新聞ともども、なくてもまったく困らないモノの代表格です。もう定年退官された某センセーが、毎日ナントカだけは昔から購読していると豪語されていましたが、よく理解できませんでした。その理由が。販促の洗剤かビール券がお気に入りだったのかも。

「日頃から新聞を読め」と学生には言いますが、正直モノによります。他の媒体と比較してこういったモノを愉しむならばいいですが、これだけを読んで納得していたら、きっと不幸&偏屈&夢想ギミな人間になるでせう。

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2008年6月24日 (火)

トンデモ本スタート

昨日、このトンデモ単著本の完成稿を、出版社に入稿しました。重たいメールで。

Neko_yanagi

昨年10月に補助金申請用に編集した原稿を、ここ2、3日眺めて少々修正しただけです。でも、おから構造ではありません。 ・・・もう少し耐震性のある、こんにゃく構造ですw

とにかく図表と数式が多いため、初校が上がってくるのに何カ月かかるかわかりません。が、私はいつも以上の俊敏さで校正等の対応をしますので、なんとか年明けくらいまでには出版したいものです。

編集スピードの主な制約条件は、数式エディタ部分の変換ミス&忘れ、ですかね。これまでの経験上、たいがいは一度指摘したら(=赤ボールペンで訂正したら)直りますが、再校で違った形になっている、ということもままあります。今回はどうなったとしても、三校までは見なければならないでしょうが。

他の制約条件は・・・ 著者の飽きやすさかもw 正直、これ以上見たくない。。ぉ

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2008年6月16日 (月)

マクロのオススメ

著者ご本人からお送りいただいた、マクロ経済学の教科書をご紹介します。

Fujita_macro 最近出版された、藤田康範著『マクロ経済理論の基礎』、慶應義塾大学出版会 、2008年4月(←現物に記載の発行年月)です。

先日の学会@熊本の某セッションで、お互い討論者として同席した際に、おねだりしましたw

ウラの著者紹介を見て驚いたのですが、藤田氏は訳あって、なぜかT京大学で、しかも工学の博士号を取られました。ご専門は金融(工学)、環境、マクロ、ミクロ・・・ 何でもござれの多才です。

Imgp6107 ついでに、学会の帰りに藤田氏とOU田氏@H大と昇った、熊本城の天守閣からの眺めを貼っておきます。雨でイマイチですが。せっかく傘を買ったのに、ここで差して以降、使う機会がなかった・・・

このテキストは同大学の通信教育向けのようですが、経済学部の初年度の専門教育にもこのまま使えます。2色刷りの限界?に挑戦した、わかりやすい記述です。図が多いのはもちろん、数式の量も適度ですし(数式ゼロ≠経済学)、ちょっとしたコラムも盛り込まれ、全体的に単調にならない工夫が見られます。

唯一、例題に続いてすぐ解答があるのが気になりますが、今はこういう作りが一般的なんですかね。私が学部生のときは、解答がちゃんと掲載されているテキストなんて、むしろ珍しかったですが。解答は巻末にある方がいいかと。

だんだんと居場所が無くなってきたIS-LM分析も、ここではバッチリ活躍しています。

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2008年6月 5日 (木)

調理Mr父ビーン

たしかに、感じはピッタリかも。

▼クッキングパパ:ぐっさん主演でドラマ化 今夏、フジ系で放送

 週刊「モーニング」(講談社)で連載中の人気料理マンガ「クッキングパパ」(うえやまとちさん)がタレントの山口智充さん主演でテレビドラマ化されることが明らかになった。山口さんは料理が得意な主人公・荒岩一味を演じる。

Gussan_papa 「クッキングパパ」は同誌の看板作品の一つで、博多を舞台に、平凡なサラリーマンだが、料理の腕と知識は一級品の主人公・荒岩や家族、周囲の人々の日常を料理を通じて描いている。コミックスは97巻まで発売中で、レシピ本もヒットしている。アニメ化されたことはあるが、実写ドラマ化は初めて。

 山口さんのほか、荒岩の妻の虹子役で富田靖子さんが出演する。8月29日午後7時57分からフジテレビ系で放送。【渡辺圭】

  毎日jp6/5より、写真も》

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毎週観ている日曜の夕方の料理番組では、ぐっさんは豆知識を披瀝する係で、料理はほとんど何もしてませんがw

Cookingpapa_birthday

懐かしいですねぇクッキングパパ・・・ って、まだ連載中ですかw

大学の学部時代'90s、行きつけの床屋@横浜銀行和田町支店のウラに、一式並べてありました。毎回予約を入れておいてもなぜか時間通りに始まらないのでw、待合い椅子に座ってよく読んでいました。まさかその後、クッキングパパの現場に就職するとは思いませんでした。

よく記憶に残っているのは、カツ丼の「正しい」?食べ方です。カツを食べる順番やら、ご飯とカツの最適な配分やら、味噌汁を口にするタイミングやら、バカバカしいと思いつつ、妙に納得しながら読みました。

というのは、私自身小さい頃から、「カレーライスをいかに美しく取り崩して食べるか」を研究していましたのでw

Neko_hashi

ぐっさん、これから体重うpして頭蓋骨膨張して下顎改造して、命に関わりそうな役作りで大変でしょうが、期待しております。放送禁止的ミスター・ビーン以上のものを。

また、嫁役の清川虹子富田靖子さんもピッタリかも。やっぱりビン底メガネをかけるのかな・・・ チェックのシャツは着るよね。

性懲りもなく、フィット感ゼロのヒロインで続編をやるめぞん一刻より、はるかに楽しみな実写版です。

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2008年5月26日 (月)

Uターンの証明

Drnakamatsu 週末に戸畑のサティで買った本ですが、面白すぎてあっという間に読み終わりましたw

その本は、ドクター・中松著『バカと天才は紙二重:「ミサイルUターン」発想法』ベスト新書、2008年5月発行です。

面白いという以前に、そもそも読みやすい文体ですね。正直、とてもあの奇天烈なオサーンが書いたとは思えないw 得てして「天才」の書いたモノって、読みづらいのが大半なんですがね。編集側か影武者の手がけっこう入っているのでしょうか。

そうそう、私は自分を天才だとは思っていない、天才かどうかは他人が決めることだ、と終わりの方でのたまっていますが・・・ どう読んでも微笑ましい「天才=私のエピソード」が満載で楽しめますw

特に、「男の子を1月1日に産む」という発明を、あと一歩のところで「失敗」した話は泣け?ます。しかもそこで終わらず、すかさず新たな目標である「(男の子を)1月11日に産む」ことを達成し、「何しろ私は、絶対にギブアップしない。挫折もしないのです。」と豪語して大団円w

この本には写真が2枚しかない(それもご本人のカメラ目線w)ですが、その分だけ強烈です。特に、92頁の「ウデンワ」にはのけぞりました。本体はおろか、表情といいポーズといい、ツボ突かれすぎて、経絡秘孔に達しそうな破壊力ですw ぜひ、現物をご覧ください。

Uturn もう一つの見どころは、117頁に掲載されている、「ミサイルUターンが可能であることを証明する方程式」。私もタイプ練習を兼ねて、Wordの(旧)数式エディタで打ち込んでみましたw

ちょっと時間がかかりましたが、一通り打って印刷して確認したら、ノーミスでした。GIFに変換すると汚いですねぇ・・・

それより、もとの式で片方しか括弧がない箇所がありますけど(=第3式の分母、私は省略)、誰かご本人にご指摘を。

見ただけで圧倒されますが、式の意味、変数・パラメータの説明がまったくないので、読み手にとっては困ります。まぁ、説明されてもきっと理解できませんがw

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2008年5月20日 (火)

本当に閉店間際

ここは来月半ばで閉店のはず・・・

▼書店強盗:包丁男が150万円奪い逃走 福岡

 19日午前1時ごろ、福岡市早良区飯倉3の書店「福岡金文堂アニマート原店」に包丁を持った男が押し入り、現金約150万円が奪われたと110番があった。男は逃走し、店員らにけがはなかった。福岡県警早良署が強盗事件として捜査している。

 早良署によると、19日午前0時40分ごろ、書店の副店長と店員計5人が店を閉めて裏の通用口から外に出たところ、待ち伏せしていた男が包丁を突きつけ、5人と共に店内に入った。男は店員4人の両手を粘着テープで縛って「金庫を開けろ、殺すぞ」と脅し、店長室にある金庫を副店長に開けさせて現金約150万円を奪った後、副店長も縛って逃走。テープを自力でほどいた副店長が店から110番したという。男は身長160~165センチ。黒色目出し帽に、黒色ジャージーの上下姿だったという。

  毎日jp、5/19速報より》

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Animato

昨日うちに帰ったら、嫁がこの事件を教えてくれました。義母がこのニュースをテレビで観て電話してきたそうですが、どうやら近所の黒木書店(室見店)と勘違いしていたようです。

でも、うちからはアニマート原店も近いです。歩いて10分かかるかどうかですかね。小学校の真ん前で強盗かよ。

先日ベビーカーを押して通りかかったときに、入口に、「6月1?日をもって閉店いたします」の張り紙が。たしかに入るたびに客がまばらで、そんなに本やCDが売れているように見えませんでしたが、この事件でなお苦しい終わり方になりそうですね。。

ただ、書籍の品揃えは、売り場が1フロアにしてはいい方だと思います。特に、地元出版社、地元限定ものが。

Meinohama

先日ここで、郷土写真集2006年・『姪浜とその周辺(改訂版)を購入しました。

はじめこれを平積みで見たとき、買おうかどうしようか迷って結局保留しましたが、ネットで調べたら一般の書店では売られていないものだと知り、気分を新たに?買いに行きました。見本を除いて、あと一冊だけありました。よかった。

ちなみに、書店では、↓での限定販売とのこと。

福岡金文堂本店・姪浜店・橋本店・アニマート原店

国鉄や市電の写真も貴重ですが、臨海の炭鉱だった豊浜(現在は高級住宅地)周辺の風景も今とは大きく違って、勉強になります。

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2008年5月 2日 (金)

気になった本3

さて、書店で何回か手にとってはみたものの買わなかった本を、先ほどようやく買ってみました。GWですしね。理由になってませんが。

Hakatago それは、博多華丸・大吉編・著の『博多華丸・大吉式ハカタ語会話(マイクロマガジン社、2008年4月発行)です。まだ表紙とまえがきまでしか眺めてませんがw、楽しめそうな本です。

まえがきに、ここでいうハカタ語は、【福岡県博多区の博多部で使われる「博多弁」】と定義しています。ぉぃ福岡市が抜けているだろう、というヤボなツッコミもとりあえずしといて・・・

この定義による「博多弁」は、正直もっともわかりません。帰り道たまに立ち寄るラーメン屋に、おみやげでよくある博多弁の対照表のれん?がぶら下がっていますが、大部分がわかりません。うちの事務に、調子に乗ると博多弁が噴出するおばちゃんがいらっしゃいますが、(略)

福岡サンパレスやマリンメッセ福岡でのライヴ途中のMCで、「博多のみんな、元気だったかぁ~い!!」と叫ぶアーティストは多いですが、いつも違和感があります。たしかにその会場の住所は博多区だけど、ふだん博多とは縁のないヒトが大多数でしょ。

そこは「福岡のみんな」と言うべきだ。「筑前国の皆の衆」なら、なおヨシw

Coolpoko

中央区の舞鶴や赤坂のライヴハウスで、何度か「博多(略」を聞きましたが、そこも博多なんでしょうねぇ、適当な認識としては。やっちまったなぁぁああ~。昔ならばケンカ売っているようなもんだ、博多と福岡の関係は複雑なんだから。

さて、読む・・・ っと、GW明けまでに学会報告の論文仕上げナイツw

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2008年4月26日 (土)

なつかしか展

Praliva_natsukashi

昨日近所のプラリバにふらっと立ち寄ったら、7Fの催し物フロアの端で、「プラリバなつかし展」なるものが。早速入ってみました。

ここのフロアでは2年近く前でしょうか、西新周辺を走っていた市電&国鉄の昔&今の定点写真展がありまして、へぇ~昔はこんな風景だったのかぁ~と、興味を持って見入りました。

Siden_imamukashi

現在、道路にはクルマしか走っていませんが、西新はかつて、貫線(九大前~天神~西新~姪の浜、1975年11月2日廃止)城南線(渡辺通一丁目~六本松~西新、1975年11月2日廃止)の接点という、市内電車交通の要衝でした。道沿いに商店街&アーケードがあったことなど、今では信じられません。プラリバの前身が岩田屋(西新店)だったことは、さすがに知っています。私はすでにいましたから。

詳しくは、奈良崎博保著『福岡・北九州 市内電車が走った街 今昔』(JTBキャンブックス、2002年4月)をご参照ください。この本も定点写真が満載で、時間があるときにパラパラめくって楽しんでいます。北九州の市電の説明も、なかなかためになります。嫁の実家横の道路がなぜ不自然に真っ直ぐで広いのか、これで納得しました。

さて、肝心の「なつかし展」ですが・・・ コメントはまた今度。しかし、一つだけ。

菊池桃子さんの『中一コース』の風船人形?が駄菓子屋のおもちゃに埋もれていましたが、それは周りとの年代のギャップがありすぎだと思いますが・・・?

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2008年4月24日 (木)

奨励とか

うちの学校に、↓の「研究奨励規程」がありまして。来月の全学的な会議の冒頭で、私が学長から表彰されることが決まったようです。

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第1条 ××大学は、学術研究の奨励のために、本学の専任教員で学術上特に顕著な業績をおさめた者を選考のうえ表彰する。

第2条 前条に定める業績とは、次の各号の1に該当するものとする。

(1) 主として本学における研究の成果としての業績が学術上著しく価値ありと認められたもの

(2) 主として本学における研究の成果として、博士の学位授与の対象となったもの

(略)

第6条 表彰を受ける者には、研究奨励金を交付する。

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・・・まぁ、学位を授与されれば、一応「審査委員会の議」というプロセスがあるものの、確実にこの研究奨励が受けられます。

逆に、ここで不採択、不承認になったら面白いのに・・・ と、ちょっと思いましたが。「こんなのクズ!!!」とか大いに罵られて、そのまま紙ゴミの分別コーナーに捨てられて、でも外装がハードカバーだからお掃除のおばさんに文句言われて・・・w

そのときは学位を認定した母校の立場が危ぶまれますが、正直私にとっても母校にとってもどうでもいいことです。この奨励を期待して学位論文を書いたわけではありませんし。

また、有り難いことに奨励金をいただけるとのことですが(額は不明)、貯める性質のお金ではないので、直後にみんなで宴会を開きましょう。参加者大募集・・・

☆ちなみに、第2条の「・・・本学における研究の成果として、・・・」という条件がミソで、本学に就任するに学位を取得しても、残念ながらこの奨励は受けられません。実態を踏まえるならば、「・・・本学における年々増えることはあっても減ることのない雑務を処理しつつもなんとか自分で尻を叩いて不完全ながらも一応形にした研究の成果として、・・・」という表現が的確かと。

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2008年4月 4日 (金)

気になった本1

新企画。

買って読んでいないんだけど、最近書店で見かけて気になった本のレビュー。今回はその第1回。続くかどうかは体調次第w

本日は珍しく、紀伊國屋書店のBookWebにリンクを貼ってみます。とはいうものの、私は研究費で本を買うとき、もっぱら同書店の法人向けサイトを利用していますが。

Ishizuka まず、石塚史樹著『現代ドイツ企業の管理層職員の形成と変容』、明石書店、2008年2月。うちの大学生協で見かけました。

彼は何を隠そう、うちの学部の学生主任です。本日の昼に開催される、学部の新入生歓迎懇談会(=立食パーティ)の司会も務める予定です。

・・・「予定」というのは、本当に本人が来るかどうかわからないからw でも、昨日そのへんで見かけたから、きっと来るでしょう。たぶん。

この本は、石塚氏の学位論文(東京大学)の一部を整理したもので、現地での地道なインタビュー調査などをもとにした長年の研究の成果です。目次を見ると、うちの紀要(経済学論集)で発表した論文も一部、含まれているようですね。本の概要についてはまもなく、うちの広報誌の「本学教授の新書紹介」で紹介されるはずです。

数年前、彼の採用人事面接で、まさに彼の隣で学位論文についての説明を受けましたが、「管理層職員」と呼ばれるドイツ特有のポジションの存在が、労働組織や企業経営にどのような影響を与えたかという研究テーマです。労働経済学にも欧州経済論にも門外漢の私も、なかなか興味深く聞き入りました。

この仕事は、経済学でよく活用されるモデル分析や公式統計の掘り起こしだけではわかりえない、いわば組織の「ブラックボックス」の中身をこつこつと解明していく作業です。そのために、関係者へのインタビューやアンケート調査が不可欠なのです。研究テーマだけでなく、そういった手法も自分にとっては面白く感じました。

・・・さぁ、買って読む気になってきました。自分がw

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2008年3月24日 (月)

隠れ訂正事項

うちの広報誌の最新号(No.164 2008 spring)の"WHAT'S NEW"という雑多情報ページに、私が学位を取得したという記事が掲載されています(23頁)。

今現物を受け取って見ましたが・・・

事務方(企画広報課)のアドバイスに基づいて私が校正の指示を出したにもかかわらず、そのまま放置された部分と不完全に修正された部分とがあって、とても恥ずかしい文章になっています。

上記リンクのサイトにはこのチョイ記事自体載らないので、訂正は出ません。なので、私的なこの場で訂正事項を明記しておきます。

.

【誤①】2段目8行目から(地の文):

・・・が検討されています。なおこの論文は、・・・

【正①】同

・・・が検討されています。(挿入)リサイクルというとモラルや直感で話が済まされることが多いですが、基本的な経済理論が具体的な政策の提案に大いに役立つことを示しました。なおこの論文は、・・・

.

【誤②】2段目15行目から(コメント文):

・・・が評価されてうれしい。リサイクルというとモラルや直感で話が済まされることが多いですが、基本的な経済理論が具体的な政策の提案に大いに役立つことを示した。今後は・・・変わりはない

【正②】同

・・・が評価されてうれしい。(削除)今後は・・・変わりはない

.

つまり・・・ ↑赤色の一文(@コメント文)を前方(@地の文)に移動した方がいいのでは?と事務方がおっしゃるので、その提案に同意し、かつそれに合わせて、この文を丁寧語にしてもらえるよう具体的に指示したのです。地の文はすべて丁寧語になっていますから。まぁ、言わずもがなの編集措置ですが。

・・・ところが、いま出来上がったものを見たら、この文はまったく移動していない上に、一カ所だけ丁寧語に切り替わっています。

ですので、私のコメント部分は、断定調の中に丁寧表現が混じっているという、文章としては失格の状態に仕上がっています。まさにご笑覧もの。何もしない方がはるかにマシだった!!

公式の文章を書く場合、どんな短いものであっても推敲を重ねる私ですが、これはもうどうしようもない。

訂正稿をpdfで送ってくれると約束した向こう側も、そのことをすっかり忘れていたようです。悪い予感はしていましたが、こことのトラブルはこれが初めてではないので、特に驚きません。でも、せめて自分で約束したことは守ってください。

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2008年3月18日 (火)

トビすぎ社説

アカヒの「夢想」を思い起こさせる、歴史に残る名社説がついに登場!

▼社説:チベット暴動 北京五輪にダライ・ラマ招け

 中国のチベット自治区ラサで大規模な民族暴動が発生した。多数の死傷者が出たという。

 国家の威信をかけた北京五輪が8月に迫り、中国の人権問題に対する国際的な関心も高まっている。民族暴動の武力鎮圧は解決にならない。そればかりかダルフール問題でくすぶっていた北京五輪ボイコット論を再燃させかねない。

 おりもおり北京では「調和社会」の建設をかかげる胡錦濤氏が国家主席に再任された。胡主席の後継者の習近平氏は副主席に選ばれて、北京五輪指導小組の責任者に指名された。五輪の成功も、暴動の処理も、第2期胡錦濤政権の指導力が問われている。(略)

 北京五輪の聖火リレーでは、チベットの聖山チョモランマの頂上にチベット族と漢族の合同登山隊が聖火を運ぶ。それなら、なぜ五輪の開幕式にダライ・ラマ14世を招待しないのか。

 胡主席が貴賓席でチベット人の精神的指導者と語り合う度量を見せたら中国のメンツはつぶれるだろうか。その心配は無用だ。これこそ「調和」であり、中国のソフトパワーを高めることになる。

 現在のダライ・ラマは独立論者ではなく高度の自治を求めている。その自治の範囲については五輪後にじっくり話し合えばいいことではないか。北京五輪を、災いを転じて福とする機会にすべきだ。

  毎日3/16朝刊社説より抜粋》

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Seoulshimin_nihonaite

おさらいですが、中国共産党の出先広報機関☆アカヒの歴史的社説は、2005年3月27日の「竹島と独島 これを「友情島」に…の夢想」です。

【例えば竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。

という部分から驚くべき妄言が展開され、最後の【だからこれは夢想に過ぎないのである。】と我に帰ったように思わせるオチがまったく理解されずに、今日まで至ります。曲がりなりにも、一大新聞社の論説主幹ですよ、このSFをぶちあげているのは。

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で、今回の毎日社説。

・・・誰が好き好んで、自ら殺されにノコノコと敵陣の中枢に向かうんだ??

これ、夢想なんて甘っちょろいレベルのものではなく、暗殺推奨。

しかも、調和なんていう行為ができっこないナンチャッテ国家に、じっくり話し合えってありがたいご高説。今の今まで、毎日は連中の何を見てきたんだ?? あぁ見えてませんでしたか、そいつはスンマソン。

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Shimbun_kitacho

そもそも、社説って何のためにあるのか? ・・・ある程度新聞を読むことに慣れたら、これほど邪魔なものはありません。はっきり言って、要らない。むしろ、無い方がいい。

新聞は多くの事実を淡々と書いてくれればいいだけなのに、新聞読者は「愚民」だから我々が教育せねばならん、という高慢ちきな態度で、よせばいいのに余計な主張を書きなぐる。そのスペースがあるのなら、ほかのニュースを伝えろよ。で、そのアタマで記事自体も歪曲するから、治療不可。レインボー。

活字離れ云々よりも、そんな新聞側の伝統的な偉そうな態度が、新聞離れを助長しているのかもしれません。

Shinbunsha_shinsho

←河内孝著『新聞社―破綻したビジネスモデル』(新潮新書、2007年3月)は、自分が長年奉公した毎日新聞を改革しようとしてあっという間に干された作者による、新聞ビジネスの実態を知るために最適な解説書です。

具体的で信頼性の高いデータ(といっても門外不出の極秘情報というわけではない)を使って丁寧に話が進められているので、何がどう問題なのかがすっとわかります。そして後半に、大胆な新聞業界の改革案が展開されますが、それはどう見ても、毎日新聞の復活を想定&期待した改革モデル。

・・・健闘を祈ります。まず、社説を止めてみては?

※この本の途中、テレビ局(&放送網)と新聞社との蜜月の歴史は少々冗長ですが、これも依然大きな問題です。我が国では言論マスメディアの垂直統合状態が、テレビ放送開始から半世紀を過ぎ、地デジ、ハイビジョンになってもそのまま維持されています。毎日新聞&TBSラインの存在意義は、私にはわかりません。

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2008年3月17日 (月)

チベットwizout中国

実に大人の対応。

▼ダライ・ラマ14世が会見、チベット暴動で国際調査を

 【ダラムサラ(インド北部)=永田和男】インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は16日、本拠を置くダラムサラで記者会見し、中国チベット自治区での暴動を中国当局が鎮圧した問題について、原因や死者数を把握するため、国際的な独立調査団が直ちに現地入りすることが望ましいとの見解を示した

Darairama14

 ダライ・ラマは会見で、チベットでは歴史遺産が危機に瀕しているなど「文化的虐殺が起きている」と述べ、中国当局を批判。「中国側とチベット人側はともに一歩も引かない構えで、私は1959年3月(のチベット動乱時)と同じ気持ちを味わっている」と述べ、6か月間で8万7000人が死亡したとされる、49年前の大動乱に匹敵する事態の再来に強い懸念を示した。

 中国側が、暴動の背後にダライ・ラマ自身がいると非難していることについては、「どうやってチベット内部にそんな影響を持てるのか」と強く否定した。

 北京五輪については、「世界最大の人口を持つ文明国である中国には、開催の資格はある」と述べ、中止やボイコットを求める考えはないと表明した。

  讀賣新聞3/17速報より、写真も》

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ここしばらく、チベットでの騒動の報道が続いています。週末は自宅で娘と格闘しながら、横目で注目していました。今やチベット自治区だけでなく中国の他の省、世界各地でのデモへと飛び火しており、いっそう予断を許さない状況になっています。

また、新聞紙上でも扱いが大きい、というより、多くの面に関連記事が散りばめてありますね。良くも悪くも、日頃光が当たらないチベットにこのような注目が集まることは、大変重要です。

China_tibet

近年チベットが経験した悲哀を詳細に綴った作品として、依然としてマイケル・ダナム著・山際素男訳『中国はいかにチベットを侵略したか』(講談社インターナショナル、2006年3月)を超えるものは出てないようです。

本文に先立ち、2つの興味深い見開きの地図があります。まず、「中国侵攻のチベット」、次に、「中国侵攻のチベット自治区」。自治区とされた事実に加えて、チベット固有の地域がいかに縮小されたか(→青海省、甘粛省、四川省の一部に分割)がよくわかります。

「中国にとっては五輪開催を控えた最悪のタイミング」などという言い方もされていますが、中国が抱えている火種なんてチベット問題以外にもまだまだありますから、そんな同情的にならなくてもよいかと。メディアを全面的にコントロールすることで、なんとか体面を繕っている疑似国家です。より最悪のことが、これから起きる予感。

さて、あまり話題になりませんが、中国の現国家主席である胡錦濤氏は、チベット自治区と深い因縁があります。1989年に同自治区で起きた「3月暴動」を、戒厳令を敷いて弾圧したのは、当時チベットの共産党書記であった胡氏です。この「功績」で名を揚げたのがきっかけで、今の独裁者としての地位があるわけです。

ですから、鎮圧する対象は以前と同じである一方、本人は今や国家権力そのものですから、今回はためらうまでもないでしょう。どこまで弾圧を徹底し事実を捻じ曲げ続けるか、今後も楽しみです。

China_kesareta

これまた重要文献である相馬勝著『中国共産党に消された人々』(小学館、2002年4月)の第6章には、ノーベル平和賞決定直後のダライ・ラマ14世に対する著者(当時産経新聞社)によるインタビューが、短いながらも掲載されています。

その数ページ後には、1994年7月に北京で開催された「第3回チベット工作会議」で決定された、5つのチベット抑圧政策が明記されています。内部文書からの出典ですが、この決定によって最も根本的な政策変更が行われ、直後にチベットに対する弾圧が明らかに強化されたのは、なかなか興味深いリンクです。

その5つの抑制政策の要点(箇条書き)を、そのまま書いておきます(同書144-146頁)。

 ◎修道施設の監視・管理強化など宗教活動の広がりの抑圧

 ◎独立派への協力者との疑いがある官吏らの特定

 ◎ダライ・ラマに対する前例のない攻撃的なキャンペーンの立ち上げ

 ◎漢民族主導で、チベットの急速な経済成長を進める政策の完全な承認

 ◎学校でのイデオロギー教育の強化、社会主義的発想の学習(の目的化)

・・・なるほど。

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2008年2月29日 (金)

タテコン等

業務連絡。。

Dsc01369

一昨日に学内の掲示板で告知したことですが、どうやら誰も学校に来ていない&見ていないようなのでw、ここにも少々違うverで貼り付けておきます。

※写真は、昨夏の交歓ゼミ@相模湖にて。右は、呑むとハジけるヒト代表。w

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小出ゼミ 新3年生諸君へ

①演習Ⅰのテキストは、面接時に紹介した小林弘明ほか著『環境資源経済学入門』(泉文堂、2007年4月)です。また、ゼミが始まるまでに、必ず三橋規宏著『環境経済入門(第3版)』(日経文庫、2007年9月)を熟読しておいてください。

②新年度が始まるまでに一度、小出(koide[atmark]seinan-gu.ac.jp)に、自分の氏名をタイトルとしたメールを送ってください(パソコン、携帯電話のどちらからでも可)。

3月28日(金)夜に、新4年生有志を交えた懇親会(タテコン)を行う予定です。メールによる内容の告知と出欠の確認は、新4年ゼミ幹事のI本K志君が行います。忙しい時期だとは思いますが、奮って参加してください。

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・・・このたび卒業するヒトも、あるいはその上のOB/OGも、おヒマならばどうぞ。

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2008年2月20日 (水)

共催悲話

現在、日本経済新聞の「私の履歴書」で、日本サッカー協会会長・川淵三郎氏が「2002 FIFAワールドカップ」の開催をめぐるゴタゴタについて書かれています。これがなかなか、悲しくも面白い。

昨日あたりから「なんでいつの間に共催という話になってるの?」という展開になり(当時はみんなそう思ったはず・・・)、本日は共催が決まった前後のスッタモンダ話です。前代未聞のワールドカップ「共催」の意義を積極的に(半ば無理矢理)見出しつつも、怒りの気持ちをだいぶ抑えて書かれているようです。

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↓ちょっとだけ引用。

【決まった当座はショックだった。しかし共催決定は意味あるものと思えるようになった。(略)何より共催は日韓関係を大きく好転させた。】

【「英語表記はコリア・ジャパンでいい」と譲った。日本語表記は「日韓」と認めさせた上で。だから後になって韓国側が「日本は正式名称を使っていない」と騒いだ時には怒り心頭だった。】

本日の掲載分は「共催の難しさを知る最初の事件だった。」という文で〆られているので、明日以降の展開も大いに期待です。

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とりあえず、この大会で4強に輝いた共催国・韓国チームの活躍シーンを、↓で復習しておきましょう。

東亜日報の参考記事(2004/11/2)

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2008年2月15日 (金)

2008テキスト参考書

2008年度のシラバスは、すでに昨年末に入力を終えています。3月に入ればウェブで詳細が見られますが、ここでは少しフライングして、テキストと参考書を紹介しておきます。

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まず、来年度に私が担当する学部の講義は、以下の5つ+αです。

①環境政策(3年次:後期火1&金1)

②経済英語Ⅲ(3年次:前期火2&金2)

③基礎演習Ⅰ(1年次:通年水2)

④演習Ⅰ(3年次:通年木2)

⑤演習Ⅱ(4年次、通年木4)

番外:卒業論文(4年次、⑤とセット、時限指定なし)

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そして、各講義のテキストと参考書は、以下の通りです。シラバスに添付した意味の無い写真もあわせてどうぞw

(注)緑字の文献は、図書館2階の指定図書(各講義5点以内)として注文済みです。

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①環境政策

Seisaku

テキスト:気候ネットワーク編『よくわかる地球温暖化問題(改訂版)』(中央法規、2002年)

参考書:大塚直編著『地球温暖化をめぐる法政策』(昭和堂、2004年)/緒方隆ほか編『公共経済学』(勁草書房、2006年)/倉阪秀史著『環境政策論』(信山社、2004年)/小林弘明ほか共著『環境資源経済学入門』(泉文堂、2007年)/高村ゆかり・亀山康子編『地球温暖化交渉の行方』(大学図書、2005年)/時政勗ほか編『環境と資源の経済学』(勁草書房、2007年)/松下和夫著『環境政策学のすすめ』(丸善、2007年)/三橋規宏著『環境経済入門(第3版)』(日経文庫、2007年)など

※写真・・・韓国ソウル特別市・蘭芝島(ナンジド)の埋立処分場跡地。

②経済英語Ⅲ

Eigo3

テキスト:Wallace E. Oates (eds.),“The RFF Reader in Environmental and Resource Policy (Second Edition)”(Resources for the Future, 2006)のChapter37~Chapter40(初回にコピーを配布)

参考書:『有斐閣経済辞典(第4版)』(有斐閣、2002年)/『和英・英和 国際総合環境用語集』(日刊工業新聞社、2004年)など ※指定図書をほかに3点申請中。

※写真・・・京都嵐山・天龍寺。

③基礎演習Ⅰ

Kisozemi

テキスト:吉本佳生著『スタバではグランデを買え!:価格と生活の経済学』(ダイヤモンド社、2007年)

参考書:ジョセフ・E・スティグリッツ、カール・E・ウォルシュ著(藪下史郎ほか訳)『スティグリッツ 入門経済学(第3版)』(東洋経済新報社、2005年)/ジョセフ・E・スティグリッツ、カール・E・ウォルシュ著(藪下史郎ほか訳)『スティグリッツ ミクロ経済学(第3版)』(東洋経済新報社、2006年)/市岡修著『経済学:エコノミックな見方・考え方』(有斐閣コンパクト、2000年)/金谷貞男・吉田真理子著『グラフィック ミクロ経済学』(新世社、1999年)/木村哲三・浦田健二共著『経済学を学ぶための基礎数学』(同文舘出版、2004年)/酒井泰弘著『はじめての経済学』(有斐閣ブックス、1995年)/永濱利廣著『経済指標はこう読む』(平凡社新書、2006年)/『有斐閣経済辞典(第4版)』(有斐閣、2002年)など

※写真・・・金沢駅構内・金沢百番街。

④演習Ⅰ

Zemi1

テキスト:小林弘明・廣政幸生・岩本博幸共著『環境資源経済学入門』(泉文堂、2007年)

参考書:ハーマン・E・デイリー著(新田功ほか共訳)『持続可能な発展の経済学』(みすず書房、2005年)/バリー・C・フィールド著(秋田次郎ほか訳)『環境経済学入門』(日本評論社、2002年)/ドネラ・H・メドウズほか著(枝廣淳子訳)『成長の限界 人類の選択』(ダイヤモンド社、2005年)/ターナー・ピアス・ベイトマン著(大沼あゆみ訳)『環境経済学入門』(東洋経済新報社、2001年)/加藤尚武編『環境と倫理(新版)』(有斐閣アルマ、2005年)/栗山浩一・庄子康編著『環境と観光の経済評価』(勁草書房、2005年)/時政勗ほか編『環境と資源の経済学』(勁草書房、2007年)/細田衛士・横山彰著『環境経済学』(有斐閣アルマ、2007年)など

※写真・・・モロッコ・エルフード手前のオアシス。

⑤演習Ⅱ

Zemi2

テキスト:日本環境会議/「アジア環境白書」編集委員会編『アジア環境白書 2006/07』(東洋経済新報社、2006年)

参考書:『アジア環境白書』各年版(東洋経済新報社)/『環境統計集』各年版(環境省総合環境政策局編)/『ワールドウォッチ研究所地球白書』各年版(家の光協会(~2005-06)、ワールドウォッチジャパン(2006-07~))/小島道一編『アジアにおける循環資源貿易』(アジア経済研究所、2005年)/倉阪秀史著『環境政策論』(信山社、2004年)/寺西俊一ほか編『地球環境保全への途』(有斐閣選書、2006年)/松下和夫著『環境政策学のすすめ』(丸善、2007年)/三橋規宏著『環境経済入門(第3版)』(日経文庫、2007年)など

※写真・・・韓国ソウル特別市・清渓川(チョンゲチョン)。

以 上。

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2008年1月31日 (木)

浮かれた生活?

昨日発覚した殺人餃子fromチャイナの事件は、新聞でもテレビでも大々的に取り上げられていますね。

「日本経済新聞」朝刊の3面を見ると、問題となった餃子を販売しているジェイティフーズだけでなく、加ト吉、味の素冷凍食品、日本ハム(業務用のみ)、江崎グリコも、商品の自主回収を始めました。

China_kinshi

中国産の食品がいかに危険であるかについて、最近は続々と本が出版されています。もう少しで1コーナーできそうなくらい。

特に、西村幸祐編集『中国禁止! 買うな、食べるな、使うな、危険な中国(オークラ出版、2007年10月)はオススメです。

価格は1050円と手ごろですし、危険な食品だけでなく体に悪い医薬品・健康食品、命にかかわる偽造品、すさまじい環境汚染など、コンパクトでわかりやすい記事で構成されているので、どんどん読み進めることができます。百科としても使えるでしょう。

今回問題となっている「メタミドホス」という有機リン系の農薬は、今朝ざっと目を通した限り、この本には載っていません。その意味で、ブラックリスト外の「ノーマーク」物質といえますが・・・

産経新聞の速報(1/31)によると、「中国の検疫当局は2003年に、地元での品質検査に合格すれば、輸出時は検疫などのチェックを免除することを認めていた」そうです。物質どころか、管理自体がノーマークだった・・・

↓さて、昨夜の「報道ステーション」@テレ朝における、古舘伊知郎氏の有難いお言葉。。

見どころ。

◆0:33~:古「中国側は大変な痛手ですねぇ」

◆2:44~:古「やっぱり今まで浮かれた生活をしていた部分はなかったのか」

・・・どこの国のデムパですか?

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2008年1月22日 (火)

サバイバー大学

まったく見たことも無い人にも、学位を。

▼文科省、サイバー大警告へ ネット受講「替え玉」の恐れ

 文部科学省の銭谷真美事務次官は21日、すべての講義を録画してインターネットで配信する日本初の4年制大学、サイバー大学(本部・福岡市)について、学生の本人確認が不十分で「替え玉」が起きる心配があるとして改善を指導する考えを明らかにした。通常の改善指導より一段強い「警告」を出す方針。この大学は株式会社が運営し、エジプト考古学の吉村作治氏が学長を務める。同日都内で記者会見を開いた吉村学長は、本人確認に不十分な点があったことを認め、改善を表明した。(略)

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 サイバー大は、ソフトバンクの子会社の日本サイバー教育研究所が昨年4月、構造改革特区を利用して開校させた。時間や場所を選ばずに学ぶことができる点をアピールしている。

 しかし、学生が一度も通学せずに卒業できる仕組みのため、文科省は06年11月に同大の開設を認可した際、「替え玉」の学生が講義や試験を受けて学位を取得することを防げないなどと指摘。原則として学生に対面式のオリエンテーションを実施するなどして、確実に本人確認を行うよう同大に求めた。

Ciber_kaedama

 しかし、同大は現在も、620人いる学生の約3割とは一度も対面やカメラによる本人確認をしていない。このため文科省は「替え玉が入り込む余地がある」などとして、通常の改善指導よりも一段強く、従わなければさらに強い改善勧告につながる「警告」が必要と判断した。

 吉村学長は会見で、21日時点で本人確認ができていない学生が180人いることを明らかにした。(以下略)

  朝日新聞1/22速報より、画像も》

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普通の大学でも、期末試験直前の講義では、見たことも無い学生が教室にわんさか集まりますけどね・・・ 昨日がまさにそうでしたが。

自分のところの学生の7割しか把握していないって、とんでもない「大学」ですね。 ・・・えぇ、地元・福岡市ですが何か?w

市政の(失敗の)シンボル★人工島もそうですが、街中ではたびたび発砲事件がありますし、いろんな騒動の中心地となりつつあるFUKUOKA。。 ラーメンの替え玉はいいけど、学生の替え玉は・・・

さて、サバイバー大学長★吉村作治先生といえば、もはや、「学位をカネで買った」ことで有名です。ちゃんとした学位もお持ちですが(1999年に母校・早稲田大学より)、1994年に「パシフィック・ウェスタン大学」より20万~30万円で学位を買った模様です。いわゆる「学位商法」「学位工場」の確信犯的利用者です。

Yoshimura_nise 詳しくは、先週発売の『週刊現代(2008年1月26日号)の記事(165~167頁)をご参照ください。私は発売当日に買って読みましたが、これは貴重な報道内容であり、学術資料です。

学位商法の利用者名だけでなく、所属大学・学部・役職、購入先の「大学」名と学位の種類、そして本人のコメントが、一覧表で掲載されています。特に、最後のコメントが秀逸です。

吉村センセーのコメントは言い訳ではなく「反省の弁」ですが、何名かのセンセーは思い切り開き直っていて、たいへん楽しめます。

「個人情報なので答える必要はない」(←プライベート学位?)、「関係ない」(←ハイ、オ・パ・(略)、「ディプロマミルと同列視されるのはとても不愉快だ」(←逆ギレ)などなど・・・

サバイバー大学がニセ学士号の供給源にならぬよう、遠い空ではなく近い空からお祈り申し上げます。でも、公約の今月末までにはとても終わらないのでは・・・

もしsurviveできなかったら、「オーシャン・パシフィック・ピース大学」(University of O.P.P)なんて名称のニセ大学で復活キボン。

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2008年1月 8日 (火)

YouTube_on_TV

これはおもしろそう。だけど、、

▼松下とYouTube,大画面プラズマTV開発で提携,Youtubeが直接見られるTVが登場へ

 松下電器産業は米国時間1月7日,米Google傘下のビデオ共有サービス「YouTube」と共同でインターネット対応の大画面高品位(HD)テレビを開発する計画を発表した。パナソニック・ブランドの新たなプラズマ・テレビ・シリーズ「VIERA PZ850」から,直接YouTubeにアクセスして動画を視聴できるようにする。

 VIERA PZ850製品では,「VIERA CAST」インタフェースを通じて,YouTubeに投稿されたビデオを手軽にブラウズ,検索,視聴することができる。また,Googleのオンライン写真共有サービス「Picasa」とも連携し,大画面テレビを見ながら写真をWebにアップロードして家族と一緒に閲覧することが可能。

 パナソニックAVCネットワークス社社長の坂本俊弘氏によれば,「主流消費者がYouTubeを高画質のワイドスクリーン・テレビで視聴できるのはこれが初めてとなる」。VIERA PZ850の第1弾製品は,今春市場に投入する予定

 YouTube共同設立者兼CTOのSteve Chen氏は,「パナソニックとの提携により,ユーザーはコンピュータで体験していたのと同様に,リビング・ルームでくつろぎながらYouTubeの数百万本におよぶビデオを楽しめる」と述べた。

  ITPro 1/8より》

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私もよくYouTubeで検索して、動画を楽しんでいます。音楽系やお笑い系が多いですかね。まじめな目的で利用したためしがないかも・・・w

特に音楽系は、おぉこんなライヴ映像があったのか・・・ というお宝モノが盛りだくさんで、貴重な映像資料の保存媒体としても、YouTubeの価値は本当に高いです。

Wishbone_argus

ここしばらく、イギリスの誇る老舗ロックバンド"Wishbone Ash"にハマっていますが(学生時代から数えて何度目の波か・・・w)、1970年代前半のライヴがいくつか観られます。ちなみにこのバンド、メンバーを何度も入れ替えつつ、いまだ現役で活動しています。

中でも、1972年にリリースされた彼らの代表作であるコンセプトアルバム"Argus"(最近、ライヴ版を加えたリマスター版が出ました。最高!)前後のライヴもあり、アルバムとほとんど同じ正確な演奏が観られます。これはもはや感動すら通り越して、感謝感謝の域です。

↓1973年の"Warrior"。上記アルバム"Argus"の、ピークに位置する曲です。

これは(当時の映像としては&純粋な動画としては)かなり画質がよい方なので、大画面での視聴に耐えられると思いますが、そうでない動画もたくさん存在します。テレビ自体に、画質を改善する機能が内蔵されればいいですねぇ。。

Murota_youtube ←経済学者・室田泰弘先生による『YouTubeはなぜ成功したのか(東洋経済新報社、2007年5月)は、YouTubeを中心として今後起こるであろう、あるいは現在起きている技術・文化・社会の一大変革を実にわかりやすく解説していて、たいへん楽しく読み終わりました。技術史、文明史の教科書としても使えそうなくらいの充実さとわかりやすさです。

動画投稿サイトごときにそんな力などあるものか・・・ と疑心暗鬼な方、ぜひご一読を。今回のニュースも、パソコンのモニターをずっと観るのは疲れるからテレビで観られればなぁ・・・ というささいな発想が原点かと思いますが、しばしばこういうことが原動力となってメディアの大きな変革が引き起こされる事実を、この本で学べます。

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2007年12月29日 (土)

学位商法・読了

昨日ココでふれた学位商法問題についてですが。今日の午前中に天神のジュンク堂に行って、無事見つけました。3階北壁の高等教育のコーナーに、何冊かこちら向きに並んでいました。1、2冊、既に誰かが買った形跡が。そして先ほど、無事読了しました。

Shoho_book

←小島茂著『学位商法―ディプロマミルによる教育汚染』(九天社、2007年12月)、2625円(税込)、ISBN: 978-4861672095。

これを読んで私は遅まきながら、学位商法(ディグリーミル、ディプロマミル)は、決して大学の採用人事に関わる程度の小さい問題ではなく、一般社会のさまざまな分野でその被害・弊害が顕在化しているとともに、他国のちゃんとした大学との「国際摩擦」にまで発展していることを学びました。

国の尊厳すら脅かすこの深刻な諸問題をわかりやすく解説した、たいへん価値の高い本です。大学教育・研究関係者のみならず、少しでも関心のある一般の方々にも、ぜひ読んでほしいと思います。

本文とそれ以外の文(新聞記事やメールの引用など)がきれいに分かれているので、かなり読みやすいです。その一方、研究書として、章末の注と参考文献がきっちり整備されており、そういう仕事の部分が好き?な私としてはうれしいです。

巻末付録として、アメリカ・オレゴン州における非認定校(Unaccredited colleges)リストが載っていますが、原典はココ(英語)です。他の州のリストもリンクされていますので、ご参照ください。  ※非認定校のすべてがディプロマミルではありません。

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2007年11月19日 (月)

オール・オッケー

気持ちはわかりますがね・・・

「高卒テスト」導入提唱 教育再生会議が素案

 大学の入学定員と志願者が同数になる「大学全入時代」の到来をにらみ、大学進学者の学力を担保するため「高卒学力テスト(仮称)」導入を提唱した政府の教育再生会議(座長・野依良治理化学研究所理事長)の大学入試制度に関する改革素案が18日、明らかになった。テストに合格しないと大学を受験できなくなる仕組みで、高校未卒業者を対象にした現行の高等学校卒業程度認定試験(旧大検)の衣替えも選択肢に挙げた。

 再生会議は来月取りまとめる第3次報告への盛りこみを検討、20日の再生会議合同分科会で本格議論に入る。

 背景には、昨年に高校の未履修問題が発覚したことも踏まえ、大学進学者の「質」を担保しないと、日本の大学制度が信頼を失うとの危機感がある。ただ受験生の「負担増」に直結するうえ、少子化の中で定員を確保したい大学側の反発も予想され、導入の是非をめぐり大きな論議を呼びそうだ。

 素案は大学全入時代の到来や、書類・面接などで選考するアドミッション・オフィス(AO)入試推薦入試の拡大に伴い「大学入学時に必要な学力が備わっていない学生が増加している」と指摘し、学力担保策の必要性を強調した。

  西日本新聞11/19より》

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朝刊を見て、あるあると思いつつ、ないないと思いつつ・・・

以前ここで、大学を卒業したいならば(3年次から半年毎に受験できる)大学卒業試験に合格しなければならない、と持論をぶったことがありますが、この高校卒業試験については、実施時期の設定が難しいですね、まずは。

うちの学校を例にとると・・・ ちょうど先週、各種推薦入試が行われました。例年、大学祭の期間中にひっそり?と行われます。私も何度か、筆記試験の監督や面接官を務めたことがありますが、全学指定校推薦の高校生はみんなまじめで成績優秀、動機も明確です。また、うちの付属高校からの推薦学生も、ほとんどが同様に優秀です。数年前、衝撃的な振る舞いの学生を面接しましたが、、

もちろん、例外はあります。推薦で入る学生に対して入学の直前に、あらかじめ指示した課題に関する筆記試験をやっているのですが、キミは長~い冬休み&春休みに何やってたの??という、ひどい出来の学生が必ず若干名存在します。ですが、総じて、このような推薦入試で来る学生は、課題もそれなりにこなしています。

Baka_darake

問題は、AO入試で来る学生です。

最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』(石渡嶺司著、光文社新書、2007年9月)に、たっぷりとこの入試制度の功罪が(多少遊び心もまぶしつつ)書かれていますが、その内容におおむね共感します。

通常の推薦入試の実施には、文科省の指導で「11月以降」という縛りがありますが、AO入試はこれとは別の試験ですので、この縛りはありません。入試のやり方も実施時期も、基本的に何もかも自由です。上の本によると、夏休みに選考し早々と合格者を決めてしまうところ、オープンキャンパスで事実上答えを教えているところもあるとか。まさに無法地帯。

このようなAO(オール・オッケー)入試を受ける学生に、いつ高校卒業試験を受けさせたらいいのでしょうか?

※うちの学部では、「論文特別入試」というAO的な入試を始めて何年か経ちますが、導入当初からやはり学生の質が問題にされ続けました。そして案の定、ドロップアウトや留年の確率が・・・。それゆえに、この入試制度には少なからず手を加えてきました。その一方で最近、優秀な学生を確保するための各種入試を積極的に導入し始めていますので、論文特別入試の存続も保証されてはいません。

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2007年10月 6日 (土)

トバスTBS

Abe_tbs

筑紫哲也氏の自称NEWS番組「NEWS23」のみならず、それを長年にわたって延々と放映するTBS自体が「諸悪の根源」(今をトキめく若手大女優のお言葉w)なのですが、いまだに6チャンネル(福岡市では4チャンネル=RKB)は存在します。なぜ?

Tbs_houdou

今年初めに公刊された『TBS「報道テロ」全記録―反日放送局の事業免許取り消しを!』は、自称NEWS番組のみならず、「反日放送局」TBSで駆使されてるさまざまな印象操作、偏向、捏造報道の数々が詳細に論じられています。あの「カネのためには手段を選ばない」亀田三兄弟も、バッチリ取り上げられています。

・・・そういえば、来週11日(木)のWBC世界フライ級タイトルマッチ「内藤大助×亀田大毅」(於:東京・有明コロシアム)、やっぱりTBS(系列)でやるんですなぁ。二男、ようやく相手が日本人かよ。でも、その点については長男を超えたなw

さて、週明けには筑紫氏が復帰するようですし、彼の阪神・淡路大震災のときの決死レポートでも見返して、彼の偉大なる実績をおさらいしておきましょう。

30秒過ぎたあたりからの、「一番の印象は、なんか温泉街に来たような感じがします」「なんかそれが湯煙のように見えます」、名言。

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2007年9月28日 (金)

アンケートの作文

うちの学校では数年前から、半期に一回、「学生による授業改善のためのアンケート」(=授業評価アンケート)というものを実施しています。今年度の前期までは、アンケートをするかどうかはその教員の希望に委ねていましたが、この後期からは義務化されます(厳しい外部評価に耐えるため・・・)

また、アンケートの集計データをもとに、定期的に全学的な報告書(現物そのものは公表されていません、ダイジェスト版はうちの広報誌に掲載されます)を作っています。前回は、昨年7月に印刷された「2005年度版」です。いままさに、新しい報告書が仕上がりつつあるところです。

Hararaki_make

この報告書の大部分はアンケートの細かいデータですが、それに続いて、授業評価の検討委員のうち2、3名(=みんな教員)が書いた所感が載っています。これがけっこうテキトーw

明らかに、教務課が取りまとめたデータ集をほとんど見ないで徒然なるままに書いた、「やっつけ仕事」です。これ、小論文の試験の答案ならば最低点ですよ。与えられた資料を無視しているわけですから。

私は今回、この所感の執筆を任されました。全文が人目につくことはないでしょうから、ここに掲載しておきます。無論、盗作は厳禁。

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アンケート結果と「実感」

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 私は本学で授業評価アンケートの制度が導入されて以来、少人数のゼミナール以外の科目で、必ずこのアンケートを実施してきた。その理由としてもちろん、独りよがりになりがちな自分の教育内容を改善するという義務感もあるが、それ以上に、今の学生が何をどう考えているのだろうということを知りたいからである。特に、自由記述欄には率直な感想や批判が書かれているので、いつまでも頭に残っている。

 私は授業評価アンケートを、今日の学生の「貴重な意思表示の手段」と位置づけている。経済学部生の聴講風景を見ている限り、講義の内容を本当に理解しさらに自習しようという意欲の溢れる学生は、正直数える程度である。そもそも試験前にしか講義に出席しない学生は別として、こちらの話を食い入るように聴き、板書した以外の重要な点もせっせとメモをとり、講義後に質問に来る(それもたいがい即答するのが難しい)学生が、私が本学に赴任した頃は毎年たしかに存在した。あるいは、以前の学生はこちらの話に的確に反応することがうまく、笑うべきときはどっと沸き、静かにすべきときは自然と静まっていた。最近の学生は、何を言っても反応はなく、居眠りに余念がない。ただ、私語に関しては、毎年あるにはあるが数は少ないと思う。

 今回の集計結果で、私のこのような実感はどれほど「当たって」いるだろうか。Q1の授業の出席状況を見ると、「すべて出席した」割合が全学で61.1%であるのに対し、経済学専攻(現在の経済学科)は52.3%、国際経済学専攻(現在の国際経済学科)は52.5%と、本学のワースト1と2である。これに「1~3回欠席した」を加えても、その地位に揺るぎはない。本学部の「大講義」の多くは、他の学部学科の講義に比べて履修している学生数が多いこともあってか、出席をとる機会が少なく、それがこの結果に表れているといえよう。

 続いて、Q3の授業の予習・復習状況を見てみよう。「十分行った」と「少し行った」を合わせた割合は、経済学専攻23.2%、国際経済学専攻22.9%であり、これまた本学のワースト1と2である。出席者が多ければ、講義中に指名されて答えなければならない機会は非常に少ない。他方、Q4の授業中の私語と居眠りについては、本学部生が際立ってそれらの行為に「熱心」であるとはいえない。これは、居眠りをする学生は年々増えているが、私語はそれほど増えてはいない、という私の実感に合うものである。

 そして、総合的な評価ともいえるQ8の授業の満足度を見ると、総じて経済学部生の「不満度」が高いことがわかる。不満の理由を聞いたQ10を見ると、「先生の準備と熱意」不足と「自分の積極的取り組み」不足の割合が高い。教員の姿勢に不満を抱きつつも、自分自身の消極性を反省している点は、なかなか興味深い。

 ただ、どうすれば取り組みが積極的だといえるのかは、学生自身も深く考えていないのではないだろうか。少人数の講義ならば取り組むべき課題は明白であり、こちらからの指名や監視ができる分、各学生の役割と責任は重い。しかし、大講義科目においてやるべきことは、せいぜい期末試験やレポートでよい成績を修めるために勉強することくらいしか思い浮かばない。したがって、日常的に何をすべきなのかを、我々は学生に絶えず発信していかなければならない。

 もちろん、我々教員自身が改めなければならない点も数多い。学生から聞いた噂では、遅く始まって早く終わる教員、もっぱら自著の教科書を朗読する教員、脱線がむしろ「本業」の教員もいるようだが、まず、お互いの授業を自由に観覧できるようにすべきだと私は常々思っている。私は赴任当時、同僚の授業を聴講したいと申し出て、妙なヤツだと思われた。しかし、実際に出席して、非常にためになった。誰に見られても恥ずかしくない講義をするためには、教員同士が無意味な隠し事をしないことが重要である。当たり前のようでいて当たり前にできていないことから、まずは始めるべきである。

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おわり。

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2007年9月 1日 (土)

Mジャクソン逝去?

さっき某2ちゃんで見て、思わず青ざめてしまったニュース。

▼Beer Critic Michael Jackson Dies

LONDON (AP) — Michael Jackson, a leading world beer critic who praised the brews of Belgium and acknowledged he would never be as famous as "that Michael Jackson," has died. He was 65.

Beer_hunter_mj

Jackson, known as "the beer hunter," died Thursday of a heart attack at his home in west London.(略)

Jackson especially loved Belgian brews. His books "The Great Beers of Belgium" and "World Guide to Beer" introduced them to many export markets, including the United States.(略)

His TV documentary series, "The Beer Hunter" — which popularized his nickname — was filmed around the world and shown in 15 countries.

He worked as a beer critic for more than 30 years, writing in newspapers and gastronomic magazines, holding seminars and giving speeches, appearing on U.S. talk shows and writing books about beer and whiskeys published in 18 languages.(以下略)

  AP通信より、写真はワシントンポストの記事から拝借》

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Beer_hunter_mjindex

・・・あれ?マイコーって、密かにイギリス(西ロンドン)に住んでいたのかぁ・・・?

というところで妙な感じなわけですが、有名人ほど意外にあっさり逝くしね・・・ とか、信憑性ナイことをしたり顔で語ってみたり。

あのマイケル・ジャクソン」じゃなくて、このマイケル・ジャクソンさん、"The Beer Hunter"と称されるほどのビール評論家らしいですが、サイトも渋いビール色ですね。

利きビールの腕前もさぞかし卓越してたことでしょう。上のワシントンポストの写真なんて、ほとんどテレビチャンピオン状態か、飲み会終了後のテーブルの上状態w

Beer_daizen ハンターマイコーの研究成果、日本語では、『世界ビール大全:1700種以上を全試飲★評価』(1996年)や『マイケル・ジャクソンの地ビールの世界:多彩な味わい、ベルギー・ビール』(1995年)などが読めるようです。

1700種て・・・ 成分分析装置かよっ。こんだけあったら、何種類かはまったく同じなんじゃ? 正直、ビールと発泡酒の違いがわからんときもあるしね。面白そうだから、あとで探して立ち読みしよっと♪

亡くなってはじめて知るMJさん、ご冥福をお祈り申し上げます。

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2007年3月 9日 (金)

丸善改善?

久しぶりですね。

▼丸善日本橋店きょう復活 蔵書60万冊

 ビル建て替えのために2年半にわたって休業していた丸善日本橋店(東京都中央区)が8日、9日の開店を前にして報道陣に店内を公開した。

Atok_futu

 新生日本橋店は地下1階から3階まで、売り場面積は改装前とほぼ同じ3300平方メートル。店内は落ち着いた配色に一新され、書棚が整然と並ぶ。蔵書は60万冊。

 1階は雑誌、実用書など立ち寄りニーズに応えるフロアで、2階がビジネス、法律など書籍全般。以前はなかった漫画や学習参考書も並べる。3階は洋書、専門書。フロアの一角に新設したカフェでは名物のハヤシライスが味わえる。地下は文具、雑貨を扱う。

 壱岐直也店長は「明治2年の創業の原点に立ち返り、文化、情報を伝える一流店にしたい」と意気込む。9日、10日にはバラの切り花1万本プレゼントや記念商品なども販売する。

  産経新聞3/9速報より、自己PRはココ

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昨年11月につくばに行った帰りに、うっかり現場に立ち寄ってしまいましたw

Yaesu_book

学生時代から、東京駅八重洲口→丸善日本橋店→八重洲ブックセンターというコースが定番でしたので・・・ 東京駅で高速バスを降りて、日本橋に無意識に。

もちろん、今まで何度か丸の内本店に行っていますが、まだ私の脳細胞にインプットされてないようです。正直、あれが本店という意識すらないw

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蔵書たっぷり洋書もたっぷり、フロア広々でいいんですが・・・

1階の書棚が高すぎる。上の本、届かない。本の下にだけ指がかすって傾き、頭に落ちてきそうになる。

それと、照明がちょっと暗い@上の階。ついでに、検索マシン、検索引っかかりすぎ(ぉ

福岡の天神にも丸善はありますが、近年滅多に利用しません。何が悪い、っていうわけではないけれど、やはり斜め向かいのジュンク堂に行けば、欲しいモノすべてありますしね。そのジュンク堂に専門の洋書はないんですが、そこの丸善は「丸善のくせに」洋書が壊滅的にない。比較優位、まるでなし。

さて、リニューアルした日本橋店はどうでせうか?

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2007年1月10日 (水)

CVM@国立公園

Daisetsu_map

近年、自然豊かな環境の価値を「直接」推定する際に、CVM(Contingent Valuation Method)という、アンケートを用いた方法が使われています。

同じ環境経済学の分野とはいえ、私にとっては専門外のトピックですが、講義のために何冊か本を読んで勉強していると、興味がどんどん沸いてきます。面白いですねぇ。

↓あさっての「環境経済学」最終講義で配布する資料を、突貫&偽装工事で。

     (  ・ω・)⊃【「070112_CVM.pdf」をダウンロード

Kuri_shoji ←元ネタはこの本です。

理論と実証がガッチリかみ合った、非常にいい本です。

栗山浩一・庄子康編著(2005)、『環境と観光の経済評価:国立公園の維持と管理』、勁草書房。

Daisetsu1 Daisetsu2

←は、この本のフィールドとしても利用されている、北海道の大雪山国立公園の風景です。風光明媚。

アンケートの際に、何枚かこのような写真を見せて現状を説明したあとで、「この自然を守るためにあなたはお金をいくら支払う意志がありますか?」 と尋ねるのが、CVMの基本的なやり方です。

CVMを行うこと自体に多額のお金と手間が必要ですが、このような研究に基づく環境価値の具体的な算出は、学術的にも社会的にもたいへん有意義です。何もしないでorできないで、CVMのやり方に超越的な批判を繰り返しているだけより、はるかにはるかに有意義です。

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2006年12月12日 (火)

天神紀伊国屋、天に

仕方ないことですね・・・

▼紀伊国屋書店が天神撤退 競争激化、来年3月閉店

 紀伊国屋書店(東京)は11日までに、福岡市中央区の商業施設天神コア内の福岡天神店を2007年3月に閉店することを決めた。天神地区から撤退する形となる。

 紀伊国屋書店によると、他の書店との間で競争が激化し、売上高が減少したことが閉店の理由。福岡天神店はここ数年、赤字が続いており、改善の見込みはないと判断したという。

 博多駅に隣接する福岡交通センタービル内の福岡本店(福岡市博多区)は営業を続ける。

  西日本新聞12/11速報より》

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北隣の福ビルの丸善に負けているとは思えないですが、ジュンク堂が東向かいにできてからは、一気にその優位性を失いましたね。

私はこちらに赴任してから、紀伊国屋さんには大変お世話になっております。今でも、WEBで頻繁に研究図書を注文しています。

Tenjin_junk_1

ただ、天神コアの上のあそこまで出向く機会は、まさにジュンク堂ができて以来、めっきり減りました。

だって、ジュンク堂に必要なものがすべて揃ってますからねぇ・・・マニアックなものも含めて。1階から4階まで、充実しとります。ただ、地下からのエスカレータを「順向き」にしてほしい。上がったところにあるメガネ売り場の、反射鏡による目つぶしもキツい。

Tsuki_3km_1

最近まで紀伊国屋は、妙なかほり漂う天神コアの(ぉ、「1.5階」分のフロアを占めていました。

しかし、先週の土曜日に久しぶりに立ち寄ったら、雑誌や参考書、文具を売っていた0.5階分は、すでに飲食・喫茶勢力に全占拠されていました。

これはアレだな・・・と思っていた矢崎矢先、このニュース。核であるはずの1階分のど真ん中が、少し前からDVD売り場に変貌しましたしね。こんなところでDVD買わねーよ・・・と念仏を唱えてましたが。

苦しまぎれだったんだなぁ。。 合掌。

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2006年10月 2日 (月)

本屋の自宅化

今朝の日本経済新聞5面、月曜で唯一おもしろい記事=「インタビュー領空侵犯」で、湯川れい子さん(音楽評論家)が、書店での立ち読みの弊害を説いております。

タイトルも、「立ち読みが国を滅ぼす:次世代の才 つみ取る大罪」。↓は、私なりの要約。

Yukawa_reiko

①立ち読みは「盗み読み」という立派な犯罪であり、知的財産の侵害でもある。

②座り読みの許可やネット上での紹介でどれだけ「盗み読み」を減らせるか、その効果は疑わしい上に、違う問題を引き起こしかねない。

③「盗み読み」をなくすための即効薬はなく、個々人のモラルに訴えるとともに、知的財産や著作権等の重要性を教育を通じて徹底するしかない。

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立ち読みは、近所のブック○フに入れば、イヤというほど見られます。そのほとんどが、小中学生。どう良心的に考えても、購入しようかどうか検討している姿には見えない。うちでやっていることを、ただ突っ立ってやっているだけ。完全にくつろいでいる。何の迷いも見られない。これを「自宅化」とよびましょうか。

Oumu_red_green

で、店員はなぜ注意しないのか? 客にそっぽ向いたまま「いらっしゃいませ~こんにちは~」なる語をオウムのように発する機能があれば、それを立ち読みしている連中に向ければいいだけだ。

でも、それ以前に、その店は立ち読みで困っているようには見えない。では、何のために毎日深夜まで店を開いているのか? ・・・わからんw

Tenjin_junk

いわゆる座り読みは、天神の◎ュンク堂でおおっぴらにできます。特に、2階のビブレ向きのカウンター&椅子で。

そこに行くたびに、本を何冊か積んでるヒト、ケータイしてるヒト、イビキかいてのけぞってるヒトを見かけます。どれもこれも「自宅化」。挙げ句は、本そっちのけでただデートしてるヒト×2。隣のスターバック◇行けよ・・・

以前三越の上にあった八△洲ブックセンターも、フロアのど真ん中で座り読みができました。大きなテーブルが用意されていまして、ほとんど図書館。まぁ、余命短く潰れましたが・・・

Asou_rosen ←TBS的サブリミナル効果w

結局、ある程度長く立ち読み&座り読みしているヒトをまめに注意するしかないんですかねぇ・・・。それで食ってかかって暴れるヒト、ぜひ見たい。ニヤニヤしながらw

そもそも、「自宅化」を認めたら売り上げがアップした!か?、という実証研究はないんですかね。回帰分析を使ったヤツ。同業者からの情報を募集しています。

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2006年9月16日 (土)

チベットは中国か?

党の舌」日本支部が、早速その任務を遂行しとりますw

▼天安門広場にチベットのポタラ宮 ミニチュアですが

 10月1日の国慶節(建国記念日)を控えて、北京の天安門広場に、チベット仏教の象徴であるラサのポタラ宮のミニチュアが設置された。

Tibet_minipotara

 ポタラ宮は7世紀に建造された宮殿で、チベット仏教の最高指導者である歴代ダライ・ラマが暮らした。本物は高さが約117メートルあるが、ミニチュアは高さ約10メートル。広場の西端に設置され、背後には全国人民代表大会など重要な会議が開かれる人民大会堂がある。

 今年7月、ラサと青海省西寧を結ぶ青蔵鉄道が全線開通し、開通式典で演説した胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席は「民族の団結」を強調した。鉄道効果で、中国ではチベットへの観光ブームが起き、世界遺産に指定されているポタラ宮も入場者が激増。施設保護のため、現在1日2300人の入場制限が行われている。

  朝日新聞9/16速報より全文&写真抜粋》

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すんませーん、朝日のサイト内検索で「党の舌」でひっかかりませんが・・・ぐーぐるのニュース検索でも、朝日と毎日はひっかからないのですが・・・

Tibet_pommaret ホント、今に始まったことではないですが、日本のメディアなのかねぇこの連中は? 中国語での名前の表記なんて、誰が使うんだよ・・・

ちなみに、北朝鮮&韓国の要人の名前は、盧泰愚(ノ・テウ)大統領が現れるまでは日本語読みしていたと記憶しています。きんにっせい、きんしょうにち、りしょうばん、ぜんとかん、きんだいちゅう、とか。

中でも、朴(正煕)大統領にちなんで、当時「ぼく大統領、きみXXXX」のやうなハイソな呼び合いが流行りました。 私の周辺だけ・・・?w

Tibet_invasion

さて、青蔵鉄道の開通がいかにも中共の成功のように書かれていますが、古来ずっと独立国であったチベットから見れば、これは、さまざまな点で中華に吸収されてしまう「完全敗北」の証しといえます。

また、一部で報道されている、高山病で倒れる人が続出しているという疑いも、当局によって穏やかに否定&隠蔽されています。

「もともとチベットって中国の領土じゃないの?」と思われる方は、3年近く前の出版ですが最近に至るチベットの歴史をまとめたフランソワーズ・ポマレ著『チベットや、詳細かつ衝撃的な内容で話題となったマイケル・ダナム著『中国はいかにチベットを侵略したかをご一読ください。

まったく見方が変わるはずです。

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2006年9月11日 (月)

(続)自由<0

昼の記事への補足ですが・・・早速、EUが批判しています。

▼ASEM会議:ミャンマー、中国を非難 EUが人権問題で

 【ヘルシンキ福原直樹】欧州連合(EU)とアジア諸国の対話の場であるアジア欧州会議(ASEM)が10日、ヘルシンキで開幕し、EUがミャンマーを「民主化が全く進んでいない」と強い調子で批判した。EUは中国との首脳会談でも最近の中国当局による報道規制を批判するなど、人権外交を展開した。(略)

 EUは9日、中国との首脳会談で外国報道機関に対する規制を強める中国政府の対応を非難し、11日に中国の報道規制問題を再度討議したいとの意向を示した。これに対して、中国は人権問題の改善に向け「今後も努力する」姿勢を示した。(略)

  《毎日新聞・9/11速報(10:44)より》

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Sasetu_kinsi もしもし、努力したためしがないでしょうが・・・w

今回の報道規制は、一応は「海外→中国国内」という"IN"に対する統制ですが、最近若干ホコロビが見え始めている「中国国内→海外」の"OUT"をきつく締め上げる意図も、十分にうかがえます。

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もともと北京政府はOUTを完全制御していたのに、だんだん国内の(知られると都合の悪い)事情が漏れ出るほどに統制力が弱まってきた。 ⇒ そこで今回、明示的にINを統制することによって、海外からの情報を事実上遮断するとともに、当局に媚びる国内外メディアだけを認めそれ以外は息の根を止めよう・・・ということかと。

つまりは、INもOUTも完全掌握、不都合なものは徹底排除。さすが、情報封殺で名うての北朝鮮の親方だけあります。

China_uso

この人民網日本語版@チャイナネットの記事を読むと、あたかもまともな法制化であるかのように錯覚します。しかし、これは大本営発表。これ以外のOUTは期待できません。この文面以外の解釈を許さないでしょうから。

↑分厚いですがかなり読みやすい『中国の嘘:恐るべきメディア・コントロールの実態』では、メディア報道への圧力はもちろん、個人が使うインターネットすら検閲する共産党政府の「進歩ぶり」が堪能できます。逆に言うと、ここまでしなければもう危うい、と。

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2006年8月 2日 (水)

自信作or自演自作

週刊新潮、明日発売。福岡は明後日?

Nakaduri_0810 さぁて、お祭りの予感・・・?

といっても、根拠はたぶん、以前ココココで挙げているようなことだろうから、注目は論証の仕方ですね。

そして、震源地である日本経済新聞はというと。。

なんと、早々とこのネタを平成18年度新聞協会賞に(追加)応募したそうです。期待が膨らみますねぇ・・・w

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ま た 後 日 ♪

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2006年7月21日 (金)

産廃とか参拝とか

よーやく依頼された原稿がでけた・・・っても「書評」なので、読む方にかなりの時間がかかりましたが。文章を書くこと自体は、短時間で終わりました。

Porter_waste_1  ←この本の原書である"The Economics of Waste"(by Richard C. Porter, from Resources for the Future in 2002)が出て間もなく、大学の「外書講読Ⅱ」(3年次~)という科目で、一部の章を精読しました。

そのときすでに、読みやすい上に内容がしっかりしていていい本だなぁ・・・という印象をもってました。そして、昨年出版されたこの翻訳書も、その意向を汲む素晴らしい出来です。 先日、増刷が決まったとのことです。おめでとうございます!

私は毎年度、この種の講義をやっています。講義要項(シラバス)を書く都合上、年明けには、4月から使う教材を決定します。これがけっこう気を使う作業です。。

候補から落ちるものは、、

あまりにくだけた英語で私自身が理解できないもの、図表がなくて英文で埋め尽くされているもの、参考文献への指示(例えば、"See Porter (2002)"など)がやたら多いもの、数式が多いもの、経済学のテイストが微塵もないもの、論調が偏向しているもの、・・・などですかねぇ。

そうすると、けっこう選択肢が狭くなります。でも、それがまた楽しい(^ω^ )

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ところで、昭和天皇がA級戦犯(このカテゴリー自体にツッコミが必要だが・・・)の合祀に不快感を示されていたことを記録した「メモ」が、なぜかタイミング良く「靖国参拝の季節」の直前にリリースされました。

Scoop_betsujin

その信憑性をめぐっていろいろ論点があるようですが、とりあえず、本当に同一人物(=故・富田朝彦元宮内庁長官)が書いたものか? ということを思わせる画像を貼って、またまた。

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2006年6月 9日 (金)

被害者ヅラ

そう妄想しているのはあなたがただけ。わが国への内政干渉はどーなってるの?w

▼天安門事件:米国政府が再評価を要求、外交部は反発

 米国務省のマコーマック報道官は4日、天安門事件から17年を迎えるに当たって、中国政府に対して事件の再評価を求める声明を発表した。これに対して中国外交部の劉建超・報道官は7日、「米国政府による乱暴な内政干渉だ」と強く反論した。7日付でチャイナデイリー(英字紙)などが伝えた。

  マコーマック報道官は「殺害されたり、行方不明になっている人たちについて中国政府ははっきりと説明する必要がある。さらに不法に投獄されている人たちを釈放するように求める」と述べた。

  これに対して中国外交部の劉報道官は「米国政府の批判には根拠がない。中国政府を攻撃したいだけだ」「中国政府の見解は政治動乱だったということで確定している」と反発。

  また「中国では近年、民主的なシステムや法整備が進展している。中国人民は法律が定めた自由を享受し、全ての人権が保障されている」「米国の方こそ人権侵害が深刻であり反省すべきだ」と付け加えた。(編集担当:菅原大輔)

《2006/06/07(水) 、中国情報局よりそのまま引用》

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Soma_tyukyo ふーん。。じゃあ、「天安門事件体験記」とその後の民主化抹殺の動きが綴られている←この本、嘘八百だったのかぁ。。

しかも、「2001年小学館ノンフィクション大賞優秀賞」を受賞しているんだけど、例の盗作と同様に、同賞の選考委員は今頃戦々恐々だろうねぇ・・・にげて・・・

・・・んなわっきゃないw

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2006年4月10日 (月)

いらっ(略)にちは

本日、新年度でごった返す昼の大学キャンパスを抜け出し、近所の商店街の某飲食店に入る。すると、お決まりの「いらっしゃいませ、こんにちは」の不随意ヴォイスマシーンが作動。いや、より正確には、

    いらっしゃいせえぇぇ にちわあぁぁ

一方、やはり近くの商店街にある、子供達が平気で立ち読みしている某ブック△フ。入店すると方々から、このマシーンが波状的に稼動する。多少音程にヴァリエーションがみられるが、文言は統一。もちろん、客が本当に入ってきたのかどうかは問わない。稼動自体が最終目的だから。

・・・もうさぁ、入り口の自動ドアの上で連動して鳴るようにしておけばいいじゃん。あるいは、店員の手元にこの声を仕込んだドラムパッドを置いといて、一人客が入ってきたら一回スティックでヒット。

Boss_ps3

それが面倒ならば、適当な長さのディレイを設定しておいて、ずーっとループさせておけばいい。さらにピッチシフターも使って、短3度上と下のハモも加えよう。お客さん増えるでしょうね。 一番右のツマミ、オレが持ってるモノより複雑だなぁ・・・どうでもいいけど

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あぁ、もちろん「いらっしゃいませ」だけを入力ね。明らかに不快で、かつ返事しようがありませんから、この恥ずかしさ全開のマシーン挨拶には。

そして、【拝啓 それを放置(実践)している無数の経営者殿】、挨拶を重ね合わせることの合理性が仮に一つでもあるのならば、コメントをお待ちしております。

※関連する論理的記述として、野口恵子著『かなり気がかりな日本語』(集英社新書0227E、2004年1月)の第四章「空虚なコミュニケーション」が秀逸&痛快です。近所のブック△フでも、半額にて発売中で~すw

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2006年3月23日 (木)

ヒット新書に興味ナシ

本日の「クローズアップ現代」@NHK総合は、「超ヒット新書の秘密」というお題で、新進勢力と老舗のそれぞれの戦略を、わりとバランスよく解説していました。

皆さんも実感されていると思いますが、数年前から書店では、新書の種類が異様に増えました。それと同時に、岩波新書に代表されるそれまでの新書はあまり売れなくなりました。勘定したわけではありませんが、毎月20冊以上は新書が出ているように思えます。

私もよく新書を買いますが、かなり慎重に選びます。まずタイトルを見てかなり面白そうだと感じ、かつパラパラと目を通して、「これはすぐ読み尽くしたいなぁ」と確信したものだけ買います。少しでも、「これは今読まなくてもいいや」と思ったら、買いません。

さっきの番組では、まず話題の藤原正彦氏の『国家の品格』(新潮新書)を取り上げてました。私は、これは「講演集」なので記憶に残らないから、買ってません。やはり最近出た、氏の『祖国とは国語』(新潮文庫)には魅了されましたが。

講演集は文体がやさしいゆえに、読後にアタマの中に残らない。以前、やはり新潮新書の『立ち上がれ日本人』(マハティール・モハマド氏)を読みましたが、非常にいいこと書いてあったはずだけど、何も覚えてない。

あるいは、例の養老氏の『バカの壁』。私はかなり早い段階で買って読み終えましたが、何が書いてあったのかさっぱり覚えていない。講演集ではないですが。以前『日経エコロジー』に連載されていた、マニアックな昆虫バナシのほうがよっぽど面白かった。

・・・という感じで、私の嗜好はだいぶ世間とは違っていて、安心しました。って、そんなことを確認する番組じゃナイダロウニw

◆あぁそうそう、老舗の岩波新書が来月、リニューアルするそうです。「変わりますが、変わりません」とかいうキャッチフレーズで、アカい装丁のまま、デザインが少々変更。

でもって、来月の新刊ラインナップはコレ。・・・変わらんね見事にw。撤退したら?

Apparenews23

←最近私が楽しんだ新書の一つ。

自称「ニュース番組」で繰り返される、偏向報道の手口を知るメディア・リテラシーの教則本として、ぜひお手元にどうぞ。

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2006年3月 5日 (日)

本日の購入リスト

●「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会&ROBOT監修、『ALWAYS 三丁目の夕日 オフィシャル・フォト・ブック』、日本テレビ、2005年11月。

●小林隆、『方言が明かす日本語の歴史』〈もっと知りたい! 日本語〉、岩波書店、2006年2月。

●根本順善、『なぜ歩く なぜ祈る:比叡山 千日回峰行を撮る!』、風人社、2005年8月。

●速水敏彦、『他人を見下す若者たち』、講談社現代新書、2006年2月。

●宮崎里司、『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか(新装版)』、明治書院、2006年1月。

●マイケル・ダナム著、山際素男訳、『中国はいかにチベットを侵略したか』、講談社インターナショナル、2006年3月。

以上計6点を、某JNKDにて買ってきました。

これで私の専門分野を当てられたらスゴイ。。w

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