来年度担当する講義も決まり、そろそろテキスト(教科書)を何にしようか考える季節です。昨日から、学校の生協や市内の書店をうろつき始めました。自分にとって初めての科目もあるので、あれこれ悩みながら。
来年度はほとんどの科目において、テキストを替えるつもりです。
私がいつも念頭に置いている、最近出版されたものであること、適度に図表があること、値段が手頃であること、学生が飽きずに読めそうなものであること、そして自分が解説できるものであること・・・ などの条件をクリアするテキストは、そうそう見当たりません。
参考書の場合は購入を強制しませんので、少々高かったり難しかったりしてもかまいませんが、テキストは全員が購入するものなので、厳正に選ばなければなりません。
長年同じテキストを使ってきた「環境政策」も、いよいよ替えるときが来たようです。昨日書店で、先月出たばかりの好著を見つけたので(書名はまだ内緒です)、かなり高い確率でこれに切り替えます。図表が多くわかりやすい一方、内容は広く深いので、使う側のさらなる勉強と力量が問われます。望むところですが。

また、ある科目では、世の中に溢れるデータをどのように見るべきか、あるいは、ある目的のためにどのようにデータを探してそれを説明すべきか、という実践的なことを勉強するのですが・・・ 書店で見かける本は、退屈なものばかりです。
日経新聞の読み方や経済指標の見方など、たしかに勉強になる本は何冊かありますが、学生の興味を持続させることは難しいかと思います。専門性がありつつも、もう少し身近な数字を取り扱ったものはないものか・・・
そう思いつつ、たまたま『2008 日本人の平均値』(藤原郁郎著、アーカイブス出版、2008年1月)という本を見つけました。大きい本と本の間に。パラパラと眺めて、これはイイ、と直感し購入。
さまざまな経済・社会データを紹介するだけでなく、それをきちんと分析して書かれていて、なるほどこういうふうに説明するのかと勉強になります。また、イラストや図が多く、見開きでテーマが完結しているためか、文中に数字が多いわりには読みやすいです。
・・・と、うちで読みつつ、ネットで検索して愕然。今年初めに出たばかりなのに、もう絶版です。アーカイブス出版は倒産していました。
うーーん・・・ ある意味、貴重なものを手に入れました。でも、残念ながらテキストとしては利用できません。やっぱり、統計数字を疑ったりデータのウソを見破ったりする新書しかないのかな・・・
と、今日も書店に向かいます。
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